Player or/and Manager(現役 or/and 指導者)?
自分も含めて、英語の学習者は一般的に、player でい続けたいと思っています。
経験値が上がってくると英語力、とりわけコミュニケーション能力が上がってきます。でも英語から少しでも遠ざかってしまったり、知力・脳力の低下を経験するようになると、いかにして「player として現役を続行」するのかと不安になります。
スポーツで秀でたいと考えている人が、練習をサボることに罪悪感を感じるのと同じかもしれません。「感を取り戻す」のに、その何倍もの練習が必要のようです。「英語脳」も錆びれさせない努力が必要です。
どのタイミングで、 player から manager へ・・・
十分な経験を得たからとか、「引退」をしたからという理由では、player を諦め manager にスムーズに転向するのは、難しいかもしれません。manager の資質を備えている場合であっても、きっと結構大変だと思います。
ここ最近では、manager 側が自分の「知識・技能」を武器に、player に「憧れの role model」を強く印象づけるのではなく、「interactive (インタラクティブ)」に player の学習を「支え・伸ばす」教授法に変わってきていますよね。
そうです、manager/instructor が「流暢な英語」で質問をまくしたてる。それに「憧れ」ついていこうとする player、といった構造ではなくなっています。
効果的な「インタラクティブ」な学習では・・・
manager は、学習者が必要としている情報を「適切に」提供することが求められます。言うのは簡単ですが、実行するとなるとかなり大変です。
例えば・・・
新しい文法項目の学習後、その文法を使って、自分の意見を英語で表現させる場合、
文法や表現に関する疑問や質問に答えながら、訂正や適切なフィードバックをする。いかにタイムリーに行うかも非常に重要です。
「何となくこんな表現かなぁ?」と思っていて口に出してみたけど、その場で native に「この場合はこのように使う方がいい」と説明・訂正してもらうと、その表現は自分のものになるのと同じようなものです。
別の英作文の課題では・・・
英語で自分の論を展開する際に、どのように文を組み立てるか(「実は美味しい!大学入試自由英作文」編で紹介)」は、理論的には理解していても、実際に書いてみると結構できないものです。
少しだけ説明を加えると・・・
論の展開には、"S+PEE+C" のフォーマットを使います。
自分の主張(S)を一番最初に。説明文(P)で主張(S)を補足。
具体例(E)は説明文(P)を強化するため、2つ(EE)ぐらいが適切
(必要に応じて加減)。
主張(S)を少し発展させて、結論(C)で締めくくる。
この説明は、きっとどこかで聞いたことがあると思います。
でも、実際に書き始めてみると、「日本語的アプローチ」に引きずられて、
1) 自分の意見をまず最初に打ち出せない。
また、2) 説明文(P)が主張(S)の補足になっていない。
あるいは、3) 具体例(E)が説明文(P)の具体例として不適切なため、結果的には主張(S)からずれてしまっている。
4) 結論(C)も主張(S)の単なる繰り返しになっていて、論の展開としては少々弱い。
等などがよくある問題点ですが、
何度か実際に英文を書き、manager に説明・訂正してもらうことで、作文力は飛躍的に向上します。「適切な」manager のもと「適切な」フィードバックをもらってください。Good luck!! We are here for you guys!
manager or/and player ・・・(単なる指導者?)
疑問・質問に「適切に」答え、あなたが今書いた英作文を、少しだけレベルアップさせるような英語表現(難しすぎず、でも洗練された表現)で、訂正してくれるような manager が理想です。
「なぜ・どこが間違っているのか」「どうするとさらに洗練されるか」を「適切に」説明してくれることも必要です。使えないようなレベルの表現を、書き換えの例として提示されても、書けないものは書けないですものね。
英語学習者の player は、「永遠の現役」を望んでいることが多いので、洗練された英文に触れ、常にup-to-date な表現を取り入れるように努力していると思います。
player か manager と質問されたら、「manager だけど(あるいは manager のポジションにいるけど)、以前として player して頑張り続けたい」と思っているのは、私だけではないと思います。
Yes, I would like to keep playing in the field as a "player". However, as I understand how important it is to "pass the baton" to younger generations, I would like to do whatever I can do as a "manager".
I sincerely hope that with my humble help, they can contribute to this society and further.
Thank you for reading this through. See you in a bit.
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