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誤解を生む 消極的な「試してみようと思います」
Native がよく「日本的」だという英語表現に、前回投稿の"I will think about it." 以外に、"maybe" と "I think…." があります。確かに自分も含めて日本人が大好きな表現かもしれません。
これらを皆さんはよく使いますか?私もかつてはよく使っていたのですが、最近は敢えて使わないようにしたり、使う場合には適切に使おうと「TRY(努力はあくまで努力ですけど・・・)」しています。一体何がそんなに 「日本的」なのでしょうか?
まず"maybe"ですが、この単語をnative との会話で使うと、"maybe, or maybe not?" という質問が返ってきます。可能性がfifty-fiftyのつもりで使っているのならいいのですが、高い可能性を表すprobably(多分という日本語訳でしょうか?)のつもりで使っているのなら、意図は伝わっていないと思います。
例えば、Aは native、 Bは日本人の会話で・・・
A: Would you like to go to a movie with me?
B: Maybe.
nativeの頭の中はきっと、"maybe, or maybe not? OR probably?(一体どのくらいの可能性?高いはずはない!?)" という感じです。基本的には、映画に行くのに「消極的」だと理解されてしまいます。
次に、"I think…." ですが、例えば、「試してみようと思います」を英語にしようとして、"I think I will try it." と表現したとします。
「思います」がついているので、"I think …" が文頭に必要と思いがちですし、何気なく使っている人も多いと思いますが、「本当に」試してみようと思っているのなら、"I think" は省略すべきだと、かつて native に訂正された経験があります。
英会話で、いつでも最初に "I think" をつけてしまうのは、「自分の英語」や「自分の意見」にあまり自信が無いから。あるいは、なるべく断定を避けて表現したいという「奥ゆかしい」「遠慮がち」な意図(日本的?)が込められているのかもしれません。
でも、"I think I will try it." と "I will try it." を、会話でなくテキストで比較すると、後者の方が「やってみます!」度が強いことが分かると思います。なので、本来は "I will try it." とダイレクトに回答すべきです。
翻訳ソフトで「試してみようと思います」の英訳すると、"I think I'll try it." という回答でした。この英語表現を逆翻訳してみても、やはり「試してみようと思います」となりました。
一方で、「試してみます」の英訳は "I'll try it." で、逆翻訳も同じ回答が得られました。翻訳ソフトでは「どのような日本語」を入力するかが肝ですから、「日本語的な」言い回しの「・・・思います」を省略して、英訳すべきなのでしょうね、きっと。でも、そういう文化に育っているので・・・
When we express ourselves in English, we should PROBABLY (NOT maybe) pay a little more attention than we think!
See you in a bit, probably this weekend.
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