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無印のこんぺいとうに救われた話

なにも頑張れていなくても優しくされたいお年頃、環です。

資格試験の合格にあと1問届かず落ちてしまい、年甲斐もなく美容室で上手く注文ができずになんだか最近モヤモヤ。無印のお菓子が食べたくなり、買うものを決めずに無印へ向かいました。

いつも買うお菓子は干し芋とりんごジャムのクッキー。でもなんだかこんぺいとうを買ってみたくなって、生まれて初めてこんぺいとうを買ってみました。

色とりどりの金平糖は、一度は目を惹きますが実は一度も買ったことがありません。
発色の良いピンク色や水色から
「私たち、とっても甘くて美味しいよ!でもこんなに可愛いもの、あなたなんかに勿体無いんだから!」と誇張された私の被害妄想と金平糖の強い意志を感じて、買えずにいたんです。

でも、無印のこんぺいとうは違いました。
淡いピンク色や水色はなんだか何者でもない私を包み込んでくれるような優しさがありました。
「大丈夫だよ、休んでいいんだよ」

家に着き、夕飯前ですがほんの少しの背徳感に苛まれながらもこんぺいとうを口に入れてみました。
他の金平糖を食べたことがないので比較できませんが、優しい甘さが口いっぱいに広がり、気付けば涙が頬を伝っていました。
最近の不甲斐ない自分を、少し褒めてあげようと思いました。

今日は湯船に浸かって、早めに寝ようかな。

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