第8回【学校に泊まろう編 後半】
いわゆるスクール・セクハラに該当する出来事ではないかと思います。
子どもは危機意識が低く、対処の仕方も未熟です。
よく「知らない人について行っちゃダメだよ」とは言われていましたが、「校内にいる大人にも気をつけてね」とは言われていませんでした。
教育者のセクハラは、子どもを深く傷つけます。
マンガでは省略しましたが、私も途中で「抱っこしてほしい?」と聞かれました。今まで有無を言わせず散々抱っこしていたのに、どうして急に聞いてきたのか。ますます混乱した私は、首を縦に振ってしまいました。恐怖に支配されていたのだと思います。私を抱き上げたその人は、他の大人に対して「抱っこしてってせがまれちゃってさ~」と笑いながら話していました。
そのため、この件をセクハラで訴えていたとしても、相手は「同意だった」と反論していたと考えられます。
当時の自分の尊厳を守るために書きますが……
同意したわけではなく、頷く以外の選択ができなかったのです。
メイコちゃんみたいに断る勇気も、答えないという強い意志も、逃げるという発想も、私にはありませんでした。
身体的接触における同意は、近年より重要視されてきているように思います。拒否できない関係性や状況下では、どれくらい本人の気持ちだとみなされるのでしょう。
今回のエピソードはあまり記憶がないので、母からの質問が特に印象に残っています。小学1年生だった私は「楽しかった」とウソをつくことも、「嫌なことがあった」と相談することもできず、聞こえなかったフリをするだけで精一杯でした。心苦しかったです。
それにしても、マヤちゃんが風邪で学校を休んだ時はビックリしました!
親の予想は凄いですね(笑)
ご覧いただき、ありがとうございました。
今回も予定日を大幅に過ぎてしまい、もう何も言えません。すみません。
第9回【お絵描き教室編 前半】の投稿は5月中旬を予定しています。
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