現役イメコンが解説！イメコンサロンの選び方

「この間パーソナルカラー受けたんだけどさぁ！」
カフェで隣に座っている女子たちの会話が漏れ聞こえてきました。

私が診断を始めた頃は「パーソナルカラー？なにそれ占い？」と言われていたものですが、今では女性の認知率は80％以上という調査結果もあり一大ブームが訪れています。（もしかしたら最新情報は90％超えてるかも）

「イメコン戦国時代」と言っても過言ではないほど、ここ1、2年で診断士やサロンの数が急激に増えています。
そのため選択肢も増え、受ける側から見るとどのサロンに行けばいいのか分からず困る方も多いのではないでしょうか。

今回は現役イメージコンサルタントの視点から、どのような基準で自分に合うサロンを選べばいいのかをご紹介します。

よくある失敗

いきなり失敗から書くのは私のもとにセカンドオピニオンで来られるお客様が少なくないからです。

イメコンは正直お高い買い物。
しかし長い目で見ると服やコスメの失敗を減らせるので元はとれる。
そのために受けられる方も多いです。

よくお客様から2度目を受けられる理由としてお伺いするのは、
◯提案された服やコスメが全く好みではなかった
◯近所で検索して出てきたサロンになんとなく行ってしまった
◯診断を受けたものの結局何を着たらいいのか分からなかった
◯安いところに行ってみたものの診断結果がいまいちしっくりこない
の4つ。

基本的にはイメコンは一生で一度受けるもの。
なので「なんとなく」で選ばず、しっかりとご自身に合うイメコンさんを見つけてください☺︎

前提条件

サロン選びを始める前に押さえておきたいことがあります。
それはイメージコンサルティング「サロン」を探すというというより、イメージコンサル「タント」を探すという意識を持つことが大切ということです。
つまり、「お店」を探すのではなく「人」を探そう！ということ。

美容院と同じように考えていただくと分かりやすいと思うのですが、同じお店でも人によって技術や得意分野は違いますよね。
同じお店でもカットがうまい方、パーマがうまい方、カラーがうまい方など個性は様々。

自分がどんな人に髪を任せたいか。

イメコンに置き換えると、どんな人になら安心して自分の今後一生のファッションの軸を任せられるか。

そのような目線でイメコンさん探しをしてみてください。

イメコン選びの軸5選

①服やメイクの好みが近い

もし私が今から初めてプロ診断を受けるなら、１番に重視するのはこの項目です。

イメージコンサルティングは「結果を知れば終わり」ではありません。
結果を踏まえた上で、より素敵になるにはどうすると良いのか、ヘアメイクや着こなしの提案も受けます。

イメコンさんとご自身のセンスがずれていると「う〜ん、この服はあまり可愛いとは思わないな…」という提案ばかり受ける3〜4時間になりかねません。

少しでも「これは着たい・着たくない」がある方は「好み」と「似合う」を上手にMIXして提案することを強みにしている方がおすすめです。
（「少しでも」と書いたのは初めは「好みがない」とおっしゃるお客様でも自分の中でのこだわりがある方がほとんど100％だったからです。
着心地や自分の内面と服が合う・合わないなどを大切にされる方もこちらに該当します。）

逆に「好みがなくて似合えばなんでもいい」という方は次からの項目を重視してください。

あとは「この人の言うことなら素直に聞けそうだな」と思う方を選んだ方が話がスッと入ってきやすいです。

②年齢

「イメージコンサルタント」として活動されている方は、20年前から診断されている大ベテランの方から学生さんまで、年齢の幅はとても広いです。

年齢やライフステージの変化によって、着たい服や手に取りたいコスメは変わりますよね。
色の組み合わせやアイテム選びにも年齢感は出てきます。

よく聞くのは±15歳くらいが感覚が近いというお話。

とはいえ私の友人は18歳上ですが、私は彼女のファッションやメイクが大好きなので必ずこの通りということはありません。
一つの目安程度に考えておいていただけるといいかなと思います。

③イメコンの流派

パーソナルカラーは4、8、12、16タイプに分けるものや、そもそもタイプ分けをしないものがあったり、
骨格診断は3つや5つに分けるものや、骨格だけでなく顔も含めて診断するものなど、本当にた〜〜〜くさんの流派があります。

どの流派がいい悪いは正直ありません。
技術力は人によります。

私は16タイプを採用していますが、「タイプ分けしすぎない方がいいな」「理論に当てはめすぎないほうがいいな」と思うお客さまがいらした時は、あえて16タイプでは出さず、より細かくトーンでお伝えすることもあります。

とはいえ、診断士さんに技術があるのか、タイプ分けに囚われすぎずによりパーソナルな提案をしてくれるのか、というのは行く前に判断するのはなかなか難しいですよね。

困ったら自分にとってどの流派が一番心地よいかを考えてみるのも良いでしょう。

診断後にネット検索等でも知識を深めたい方や、ある程度しっかり分類分けしてもらったほうが理解しやすい方は、パーソナルカラーは「16タイプ」、骨格診断は「3タイプ」がおすすめです。

2回目、3回目の診断の方はグラデーションの布を使う流派や、内面も影響する流派などを試してみても楽しそうです。

顔が関係する診断は今のところ顔タイプ診断®︎の一択かな、と思います。

④診断士さんの強み

コスメに強いのか、ファッションに強いのか、人柄がいいのか。

先にチラッと書きましたが、イメコンさんによって個性は様々。
自分が一番知りたいことによってサロンを選ぶとこがとても大切です。

例えば私の場合、ファッションや似合わせ、垢抜け、寄り添い力は負けない自信があります。
一方で、コスメを成分まで科学的に知りたい、最新のコスメを全て試したい、となるとコスメに特化した方のサロンに行くほうが良いと思います。

自分はなぜイメコンを受けたいのか。
受けたあとどうなりたいのか。

まずはここを明確にしてみてくださいね。

⑤言葉の使い方や考え方、人柄

診断時間って結構長いんです。
カラー・骨格・顔タイプ３つ同時に診断するとなると3時間程度同じ空間にいます。
ご質問の量などによっては4時間以上になることも。

自分がどのような方とならストレスなく診断を受けられるのかも大切な要素。

ぐいぐい引っ張って行って欲しいのか、話を聞いて寄り添って欲しいのか。

こちらはSNSでの発信の内容で見えてきます。

インスタライブなどで話をしているところをみられたら早いのですが、難しい場合は、その方の書く文章や投稿全体の色に性格が表れるなと感じています。

明るくて柔らかいトーンで全体がまとまっている方は優しく寄り添ってくれる印象、パキッとした色を使う頻度が多い方は専門性が高くズバッと物を伝えてくれるような印象があります。（私調べです）

好きな文章を書く方のところへ行くことも大変オススメです。
どう繕っても文章には人柄が表れると思っています。

終わりに

『現役イメコンが解説！イメコンサロンの選び方』いかがだったでしょうか？

◯大人カジュアルなスタイルが好き
◯タイプ分けに縛られすぎずパーソナルな提案をしてほしい
◯好きと似合うの両立を目指したい
◯とにかくお洋服迷子で何をしたらいいのかわからない
という方はぜひ私のところへいらしてくださいね。

逆に
◯私のファッションやメイクが好みとかけ離れている方
◯コスメの成分などを詳しく知りたい方
はコスメをたくさん載せていて、信頼できる文章で発信されている先生のところに行ってみてくださいね。

自分のゴールがどこにあるのかをまず考えて、そこまでの道のりをサポートしてくれる、信頼できるイメコンさんを発見してください！

ここまで読んでくださった方の明日が楽しい日でありますように！