そもそもの話-夫婦で仕事をするということ-
2023年10月8日、私たちKiKiが運営する「KiKi北千住」の場所ができてから5周年を迎え、それにあたり、記念ZINEを制作しました。
タイトルは
「そもそもの話 -場づくり夫婦が歩んだ5年間-」
住居兼イベントスペースからはじまったKiKiが喫茶店になるまでや、そのきっかけ、子育てしながら夫婦で仕事をすることについて…などをずらずらっと書いた本です。
こちらの内容をnoteでは全文無料公開予定です。毎週水・日の夜に更新いたします。
夫婦で仕事をするということ
いきあたりばったりで、ここまで来てしまったし、よくここまでこれたなとも思う。
もともと暮らしの実験の場だったKiKiという空間が、いつの間にか本業になり、ついには法人化することにもなった。5年経って振り返ってみると、本当に周りの方々に助けてもらったし、直接的でなくても、刺激をもらったり鼓舞されたおかげで今がある。
住み開きをする事も、小さなリスクから始めるナリワイ的な暮らしも、シェアハウスをすることも、全て人生の先輩方が積み重ねてきてくれたからこそだ。
過去に「人生フルーツ」という老夫婦のドキュメンタリー映画を見に行った時、「愛とは、お互いに向き合うことではなく、共に同じ方向を見つめることである」ということをフランスの作家「サン・テグジュペリ」の言葉を引用して答えていたのがずっと心に残っていた。
私たちは最初からバランスが良かったという訳ではない。出会って最初の3年くらいは、お互いの事をまだ理解しきれていないし、価値観が合わないこともあって、ぶつかることも良くあった。だけど、その度に「こういう所が嫌だった」と話し合って、お互いの価値観を理解してきた。
苦手なことや、どうしてもなおせないことは、ある程度は仕方ないと許容し、お互いが得意なことや長所をのばしていく方向へシフトしていった。それができたのは、お互いに歩みたい人生の方向が同じだったからだと思う。
夫婦似ているようで、出来ることはお互い全く真逆なので、うまいバランスでまわっていてとても有難いと思っている。とはいえ、2人とも苦手なことというのが、最近は目立ってきたように思う。今までは全部自分たちでなんとかやってきたけれど、段々と限界も見えてきたのだ。
今後はもっと沢山の人を巻き込んで、夫婦だけで仕事をするということからはみ出していこうと思っている。
これを読んでくださっているあなた!
容赦なくお声がけしていきますよ!
その時はどうか、よろしくお願いいたします。
つづく
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