出遅れまして、ぼかえりなさい!!
新曲「青嵐のレガリア」
雨草樹季 feat. v flower
公開しました。
ボカロ民族調曲投稿祭2024の参加曲です。
処女作が民族調だったこともあり、もともと民族調は得意な方です。
だがしかし、現在私は昨年6月から始めた縛りプレイ中の身。
そう、私はどの曲にも絶対に「クラシック要素」を入れなければならない身なのだ…何がなんでも…
ということで新曲「青嵐のレガリア」は純粋な民族調にはあえてせず、
「民族音楽をモチーフにしたクラシック音楽、を、ボカロ曲に落とし込む」
という課題を課して制作に挑みました。
お陰様でもう、ものすごく大変でしたレガリアくん!!
一応カルメンに影響を受けて作ったんだけど…。
いろんな民族を行ったり来たり走り回り、アラビアンかと思ったらロシアっぽくなったりフラメンコになったり、全体通して聞くとオリエンタル。
ちょっと落ち着け!!!!
あまりにも落ち着きがないので、これはもう世界を駆け巡る曲にしていこうと開き直り、歌詞でも走り回ることにしました。
主人公のこの青年、人間面しておりますが、
馬です。
お褒めいただいたサビの調声も「民を照らす陽ヒヒーン!!!」て打ち込んでいるのです。
「ヒ」という発音に思わずいなないてしまうんです、馬だから。
v flower、お馬さんデビュー!!
かわいいね!!
年若い主人は王の座を目指しているのでしょう。
馬には王冠とか宝珠とか、レガリア(王権の象徴となる宝的なやつ)の価値は分かりませんが。
背中に乗せる主人の重みで、民を思う主人の愛情深さだったり、意志の強さだったりを感じ取っているのです。
おれは毎日主人を乗せて走っているからね、主人の王たる器はおれが一番分かってるんだから!
主人のために今日も貴方の髪を靡かせて走ってやんよ!!
そんな曲です。
キャラデザも馬全開なのです!
モンゴルの民族衣装を参考にしつつ、日本の「神馬」の衣装をイメージした赤いヒラヒラや髪飾りをつけました。
ちなみに腰の硬そうなやつは「鞍」です。
馬だからね!
身体が暗めの茶色で、鬣が黒い馬のイメージ。
M字前髪とポニーテール、ところどころ跳ねてる髪に馬感を込めました。
当初、MVは歯をニカッと見せていて、靴の裏は蹄っぽくして見える構図だったのですが、あまりにも馬面すぎたのでやめました笑笑
作曲に関してあまり速筆ではないので、半年に一度、ボカコレのたびに大きなボカロクラシカを出すという目標で制作していて。
ボカコレ以外の投稿祭はポップな感じとかライトな感じで親しめるように作ってるんです。
ボカコレが中止になっちゃったこと。
ぼかえりで出すには歌詞が場違いにめでたくないこと。
8月は災害予報もあり、不吉な歌詞である曲はしばらく避けようと思ったこと。
色々考えてボカコレ曲はぼかえりに出しませんでした。
それで本当はゆったり静かに民族調出すつもりだったのを予定変更し、ボカコレ曲に代わるド派手ボカロクラシカとして「青嵐のレガリア」を作りました。
その分新曲が久々になっちゃったので聴いてもらえるか不安だったのですが、変わらずあたたかく聴いてくださり、「ぼかえり!」とのコメントをいただけてとても嬉しかったです!
ありがとうございます!
ボカコレ夏用だった「マルシュ・マカブル」は、ボカコレ冬に出します。
その前に、秋の投稿祭にもバンバン参加していけたらと思っておりますので、よろしくお願いします✨