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生活③

こんにちは!
前の投稿から1週間以上経ってしまいましたが、変わらず楽しく過ごしております。

一昨日も、買ってきたコーヒーの生豆を、お世話になっている人にも飲んでいただきたく焙煎してました。
エチオピアのグジ ウラガ農園のウォッシュドを55g、15分程度焼いてみました。
焼き上がりは47.5g。13%程度水分が抜けたようです。

中浅よりの中煎りを目指しましたが、小ぶりな豆だったので、ちょっと思っていたよりも焼けたかも。

と、まあ直近のコーヒーの話はこのぐらいにしておいて…。

ものづくりを始め、和紙の端材を使用した真鍮リングを作ったお話の続き。

そもそも指輪って私自身はほぼしたことがなかったのですが、なぜ作ったかというと、紙で色々やりたいことを考えているという話をした仲の良い相手が、その界隈の人だったんですよね。
流れに任せてやってみたんです。

「流れに任せる」って、皆さんはどういうイメージでしょうか?

行き当たりばったり?
芯が無さそう?

そんなこと言われそうな気もしましたし、実際自分もそう思っていたこともありましたが、今は結構大事なことだと思っています。
大事なことというか、私のようにズボラな人間には時には必要なことかな、って。

私は、ズボラなくせに理屈っぽいところがあるので、理屈でいつまでも考えて考えて、いつまでも前に進めなくなることがあるんですよね。

なのでそれを一旦頭から外して、体で感じるように、思いのままにやってみるんです。
恥ずかしがらずに。
失敗をして恥をかいたとしてもせいぜい身内だけ。
そうなんですよ。
大体の人は見てないし、稀に見てくれてる人は失敗すらも微笑ましく見てくれているような、本当に仲の良い人ぐらいなもの。

私の場合、ものづくりのスタートが商売をしたいとか儲けたいとかそういうところではないですし、会社員として生計を立てながら、作りたいものを作るというところからなので、やって失敗をしたとしても、1つでも次につながる楽しいことが起きたり、誰か1人だけでも、もっと言えば自分だけでも心が動けば成功、やって良かったと思えるんです。

そうしてまず1つ和紙真鍮リングができたことにより、他の作ってみたいものも作ろうと気持ちが前に進んだんです。

その次に作ったのは和紙のサコッシュ。
版ズレやかすれなどによって製品にならなかった柄物和紙に、柿渋を塗布、縫って革紐を通したバッグ。
柿渋を使うことで強度も増し、防滴効果も生まれ、革製品のような経年変化も楽しめる代物です。

他にはコーヒー専用の和紙手提げバッグ(※実はコーヒー用の手提げバッグが一番初めに試作した物)、和紙のブックカバーや天然木と和紙を組み合わせた栞なんか作りました。

しばらくはそうしてできた色々な物を自分1人で楽しんで、たまに興味を示してくれた人に話をしてささやかな喜びを感じながら、3年以上が過ぎました。

その後、昨年2024年、色々な人に作った物や写真を見てもらっては、意見をいただく日々の中で、地元のクラフトビール屋さんで知り合ったレンタルスペースを運営する方(Mさん)と話をしていた時のこと。

Mさん
(私)くん、ここで試しに販売してみたら?


やりたいですけど、現時点でこのスペースで、出店初めての私が物販をするのは不安しかないです。

Mさん
いや、大丈夫だよ。
基本料なしで売れたら売れた分から少しくれればいいから。


本当ですか!?
んー。

(とそれでも不安な私は)


シェアコーヒースペースでコーヒー淹れてる若者Hって子がいて、全国各地で出店場所を探しているんですが、呼んで一緒に出店してもいいですか?

(頻繁に連絡を取り合う間柄でもないし、断られるかもしれないし、と軽いノリでHに電話をして、)


ここで出店できるけどやる?

(みたいな感じで聞いたら)

H
やります。ていうか、一緒にやりましょう!
いつにしますか?

と、予想外の返答。
そうなったら引けませんからね。

確か、その電話したのは2月の中旬ぐらいだったかな。
で、その後のやり取りですぐに4月19日20日と初出店2Daysが決まってしまったわけで…。

2ヶ月って、会社員の私に残された制作時間は意外と僅かなわけで、慌てて今までのアイテムをいっぱい作って。
それだけじゃ心配だから、愛する我が家の猫グッズも色々作って。
それでもなお心配で、前年に取得していた古物商を利用して仕入れた古い物や新しい物を色々並べて。

そうしてやった初出店は仲間にも恵まれて、予想よりはだいぶ売り上げることができて、何より地域の見知らぬ方々との触れ合いが楽しいとても良い経験となりました。

売り上げた物としては、猫人気スゴっ、という結果になったわけですが…まあそれも良しですね。

何が言いたいかと言えば、軽いノリで、やりたいけどあまり気の進まないことを、やらざるを得ない状況に追い込んでしまった結果、少しだけかもしれませんが、いや私にとってはとても良い扉が開いた、ということです。

時には流されてみることも、勢いに任せてみることも、悪くはないのではないでしょうか?

こんな拙い文章でも、伝わりましたら幸いです。

ではまた👋

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