②【作戦編】スマホやゲーム漬けのわが子と、どう向き合ったらいいのか?考えてみました。
前回は【考察編】ということで、オンラインゲーム&youtube漬けの高1の息子と、youtube&tiktok漬けの中1の娘に対する僕の想いを吐き出してみました。
さて、今回はいよいよ対策を考えていきたいと思います。
スマホの利用時間を制限できない
ここでの一番の注意はすぐに思いつく「スマホの利用時間を制限する」という打ち手に走らないことです。もちろん短期的には必要な場合がありますが、それを続けることが本当にいいのかの見通しが立っていないと、制約しては解除して、また制約してというのを繰り返すだけで何も解決しません。
では、どうやって考えたらいいのかの考え方から考えていきます。
まず、今回は一体何が問題なのかを明確にしたいと思います。前回明らかにしたのは親である僕が何をモヤモヤ考えているかであり、子どもたちの人生までトータルに考えた問題の定義はできてません。「親である僕が気持ち悪い」というだけです。
前回の記事を書いてから、正直頭の中はずーっとぐるぐるしていました。これは一体何が問題なんだろうか?もしかしたら何の問題もないんじゃないか?いや、何かすべきことはあるんじゃないか?など、ぐるぐるします。
そして、時々「高校2年になったら地方の魅力的な高校に留学させよう」とか「大学に入ったら海外に留学させよう」とか「大学のうちに起業させよう」とか「大学で何とかなるなら中高は放置しておこう」とか「子どものために僕が何かしら起業して後を継がせよう」とか、一発逆転を期待する打ち手が頭をよぎります。みなさんもそんなことないですか?
7日間ぐらいモヤモヤした僕の出した結論
お恥ずかしながら、どう考えてもこれです。
そして始末が悪いのが、隠れている前提が以下だと気づくわけです。
「はっ?」ですよ。「何調子に乗っちゃってんの?」ですよ。とんだ勘違いですよ。
親は呉服屋自営業、2つ下の弟はアパレル店長からのエリアマネージャーを経て、コロナでスーパーのエリアマネージャーに転職。6つ下の弟は携帯ショップ店長からの個別指導塾の教室長。地元の友達は大工さんや地元タクシー会社勤務。親戚のお兄ちゃんは幼稚園の先生。息子の小学校の友達のお父さんは生協の配達員さん。
周囲を見渡せば「自分と同じような人生」を送ってる人なんて誰一人いないのに、そしてそれぞれの人生を歩んでいるのに、なんて失礼極まりない考え方なんだと。思い上がりも甚だしい。
お前は頑張って結果的に今の人生を送ってるかもしれないけど、それは運の要素も大きいし、僕個人の意志の強さ、ましてや親の関与の結果ではない。
だとすると、まず僕が手放さなければならないのは
というエゴだと気づきました。
いやいや、そんなことは分かってるんだと。子どもには子どもの人生があって、自分のやりたいことを見つけて、そっちの方向にいってくれてもいいんだと。だけど、何にせよ目の前で隙あらば全ての時間をスマホに吸い取られている我が子の姿を見てられないんだと。そういう気持ちなんですよね。
このままだと、ただ単に「放置」という結論になってしまいそうなので、もう少し考えてみたいと思います。
エゴを捨てた今やれることはないか?
「自分のような人生を送って欲しい」というエゴを捨てたとして、それでも目の前のスマホ漬けの子どもたちに親としてしてあげられることはないかを考えたいのです。微力でもいいので、何かしたいのです。
まずは簡単な問いです。
はい。NOですね。宝くじ1枚だけ買って一等が当たるのを願うぐらいNOですね。
じゃあ、
はい。またNOですね。ご家庭によると思いますが、うちは絶対にNOですね。なんせ「大人の言うことを素直に信じるな」と育ててきてしまったので。育て方が悪くてどうもすいません。「自業自得だろ」という声が聴こえてきますが、放っておいてください。説教しないでください。マウントとらないでください。多様性を尊重してください。
ということは、
という奇跡を起こさなければなりません。
が、逆に言うと、これを提供するサービスさえあれば、かなりの親の不安は解消されるわけです。何だかワクワクしてきました。
次回は具体的な解決手段について考えてみたいと思います。これ、本当にサービス化できたら一体何万人の親のイライラを解消できるんだろうと考えると興奮してきました^^