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農家さんのお手伝いをしながらすてきな恋を育む街コン【農コン】…Fukusenローンチパッドレポート2024年2月③
「Fukusenローンチパッド」が2月4日、アトリア(Atlya)参宮橋(東京都渋谷区)で開催されました。
2020年にFukusen Farmを立ち上げてから約4年、ようやく皆さんにお披露目できる、知って頂きたいタイミングが来たなということで案件発表会を起案しました。ローンチパッドとは英語で「発射台(launch pad)」、登壇者、参加者が勢いを得るという意味づけです。
参加者の中には中学受験を控えた親子連れや、そして遠くは九州・佐賀県から遥々上京した方も。そして集まった参加者の中には「ピッチみたいだ」「TEDみたいだ(さながら"TEDxAtlya@Sangubashi"か?)」という驚きと興奮、そして感動に包まれました。
ここでは、栄えある第1回の登壇者3名のうち1名を紹介しましょう。
1.小さくても自分の思いのこもったビジネスを
司会(當間奈津子/Fukusen):それでは3人目に参ります。3人目は「農コン」辻拓未さんです。辻さんよろしくお願いします。
辻:皆さんこんにちは。「農コン」の企画運営をしております辻拓未と申します、よろしくお願いします。まず自己紹介なんですけれども、普段は関西のお堅いインフラ会社で営業の仕事をしてるんですけれども、土日になるとですね、農園に行って街コンを開催するという、そういう暮らしを送っています。
元々Fukusenに加入したきっかけなんですけれども、私自身、会社での億単位でやる新規事業であったりとか、夜も寝ずにやるというようなスタートアップではなくて、小さくてもいいから自分の思いのこもったビジネスを自由にやりたいという思いがあったのでFukusenに加入しました。
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突然ですが皆さん、出会いがなくて困ったことありませんか?人生の中で1度や2度は「彼女欲しいな」とか「人肌恋しいなあ」みたいに思ったことあるのかなと思います。きっと会場だけではなくオンラインで聞いて下さっている皆さんも、多分顎が外れるほど頷いて下さっているかなと思うんですけれども、私自身も会社に就職して元々学生の頃から付き合っていた彼女と別れてしまったのですが、その後に1人で過ごすクリスマスが非常に寂しくてですね、彼女が欲しいなと、そう思ったことがありました。
2.二度のマルチ詐欺から「世界一健全な街コンを作りたい」
そこでですね、マッチングアプリなどメッセージのやり取りが結構面倒くさいなと思ってしまう私は直接出会える街コンに参加しました。それもありとあらゆる街コンに行こうと思ったので、色んな街コンに行って色々と出会いを探して来ました。しかしその結果としては何とマルチ商法に2度も騙されてしまうということで、出会いがなく心ばかりが削られていくというような、そんな経験をしました。
で、実際にこういった経験をしてるのは私1人ではなくて、婚活詐欺の被害ということで相談件数だけでも近年は1万人を超えてるという現状があります。また最近ではネットのニュース等でも婚活詐欺があるということは結構報道されるようになっていて、皆さんも1度や2度ぐらいは見たことあるのかなと思います。
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そういった経緯がありまして、私は真剣な出会いを求め人が騙されずに素敵なパートナーに出会えるようにということで、「世界一健全な街コンを作りたい!」と、そういう風に思いました。そこでまず細野さんに相談に行きました。その時に「どうせ街コンするのであれば、やっぱり何かこう2人で特別な体験とか出来た方が思い出に残るかな」と思いまして、「体験型の街コンを開催したいです」と細野さんに投げかけました。
3.出会いだけではなく、人手不足の農家さんのお助けにも
ちなみにこういったことを言われた時に皆さんどんなアイデアを考えられますか?私はこの時はお化け屋敷とかを2人で行けば、吊り橋効果で出会いとかカップルとかできるんじゃないかなみたいな、そんなことを考えたんです。けれども細野さんのアドバイスは全然違いまして、「お金を払ってでもやってほしい共同作業で考えてみよう、農業なんてどうかな」ということをアドバイスして頂きました。
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これはどういう事かと言いますと、ただ単に街コンを開催して共同作業をやってもらうだけではなく、実際に人手不足で困っている農家さんの元で街コンを開催することで出会いがあるだけではなく、農家さんのちょっとお助けにもなるというようなビジネスモデルを組む方がより魅力的なものになるのではないかということで、アドバイスを頂きました。まさにこうやって細野さんとの壁打ちでアイデアをブラッシュアップできるというのが、Fukusenならではかなという風に思っています。
4.普通のお食事だけでは分からない内面まで見えるのが、農コンの面白ポイント
続いてやることとしては競合調査になります。そこで実際に「農業 街コン」と調べてみると千葉の方で開催をしているという情報がありましたので、早速Fukusenの軍資金を使わせてもらいまして大阪から千葉まで行って街コンに参加をしてきました。後にも先にも街コンの参加費を軍資金で支払うというのは私だけかなと思っております(笑)。
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実際に行ってみるとですね、農作業を通じて自然と会話が弾むということだけではなくて、すごい丁寧に作業される方もいればテキパキと作業される方もいる。またちょっと相手の方が困ってる時にサッと手助けができるような、そういう思いやり溢れる方がいらっしゃったりと。例えば普通のお食事に行くだけでは分からないような内面的な部分まで見えるというのが、農業街コンのすごい面白いポイントだなと思いまして。「これはいいぞ」と思いました。
5.農家さんからも「消費者が農園に来て美味しそうに食べてくれるっていうのが、実は一番のやりがいなんだから是非一緒に開催しよう」と言葉が
そこで、続いて農家さんを探しに行きました。と言いますのも、私は普通のサラリーマンですので、農家さんとの関わりとか農業との関わり一切これまでありませんでした。なので先ずは農家さんと仲良くなることが大切かなと思いまして、農業ボランティアに行ってきました。そこでは実際に草むしりとかを農家さんと一緒にやりながら、農家さんの思いの部分をお伺いしました。
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その上で私自身も「こういったイベントを企画したいんです」ということをお伝えしましたら、農家さんの方から「消費者が農園に来て自分たちが大切に育てた野菜を美味しそうに食べてくれるっていうのが、実は一番のやりがいなんだ。だから是非一緒に農コンを開催しよう」という風に言っていただけました。今思い出しても素敵な農家さんに出会えて本当に良かったなと感謝しています。
6.キャッチフレーズ、ロゴマーク、SNSマーケ…Fukusen助っ人をフル活用
続いて、じゃあ実際やってみようということで、農家さんが見つかったので私の友人を農園に連れて行って「農コン」を体験してもらいました。
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その上でフィードバックをもらって実際にコンテンツの方をブラッシュアップしてきました。じゃあ集客に向けてということでマーケティングなんですけれども、このフェーズも私は全く経験がなくてどうしたら良いのかと困っていたんです。けれども、Fukusenにはプロの助っ人の方がいまして、「No(農)Work,No(農)Meet」っていう秀逸なキャッチフレーズであったりとか、この可愛らしい「農コン」のロゴマーク、またInstagramも私はアプリすらインストールしてなかったんですけれども、専門家の方がSNSマーケティングのことを教えて下さったので、その方のサポートがありSNSの運用というところも始めて、色々と準備を進めてきました。
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しかしながら実際に集客を始めると、今日の飯田さんのプレゼンにもありましたけども全然人が集まらないんですね。ここが本当に難しいポイントだなと思いました。実際私もGoogle広告で軍資金を使って30万円ほど注ぎ込んだんですけど10数名ぐらいしか集まらず、費用対効果が全然合わないと、もう完全に赤字になってしまうというような状況でした。チラシも作って5000部ぐらい印刷して一人暮らしが多いようなところの集合住宅にポスティングに行ったんですけれども、もう全く反応がなくてですね。むしろ「要らないモン入れんなよ!」みたいな感じでちょっと怒られてしまったりとか、そんな経験もしました。
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7.自分の作ったビジネスで喜ばれる経験に感謝
で、これはマズいなということでもう自分の殻を破るしかないと思ってtiktokに挑戦をしました。ただですね、こちらも1ヶ月間ぐらい準備期間あって10数本の動画を出したんですけれども、平均視聴時間がわずか5秒!もう全然見てもらえない!ということで失敗が続いてしまうと「いやこれもう無理なのかな」「もう農コンやめようかな」って思うことも正直多々ありました。
それでも頑張ろうって思えたのが参加者の方々の声でした。実際参加して下さった方が「すごい農コン楽しかったです」とか「企画してくださってありがとうございました。是非また来たいです」と。確かに街コンに何度も来るってのはちょっと問題かと思うんですけれども(笑)、それは置いといて、自分の考えた、自分の作ったビジネスでこんなにも「満足して楽しかったです」「ありがとうございました」と喜んで頂けるってこんなに幸せな事なんだなという経験をさせてもらえたのは本当にすごく感謝しているところです。
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8.「いかにバズるか」よりも、目の前の一人に最高の体験を
で、今回特別に先週京都で開催した第4回の「農コン」をショート動画にまとめてきたのでどうぞご覧ください。
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以上、少しでも「農コン」の雰囲気が伝わればというところで実際に開催した後、参加者の方からお礼のメッセージをたくさんいただきました。一時期は、如何に「バズる」動画を作るかとか、人目を集めるかみたいなところに結構躍起になってそちらばかり考えてたんですけれども、実際開催してみると、やっぱり1人1人、1人でも2人でも参加して下さった目の前のお客さんに最高の体験を提供して、どれだけ満足してもらえるかってところが一番大事なんだなという風に学ばせてもらいました。その上で、その方の口コミであったり紹介であったり少しずつ広がっていくというのがスモールビジネスなのかなと今は考えています。
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9.今度は関東進出も
今後の目標なんですけれども、今のところ開催していただける農家さんが4件5件ともう見つかって来ていますので、まずは関西で毎月開催するというところを目標に掲げてやっています。また、今年はですね、皆さんお待ちかねの関東にも開催を広げていこうという風に思っているので、是非楽しみに待っていて下さい。(注・5月19日(日)開催決定!詳細は農コン公式LINEから)
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はい、ちなみにあの既婚者の方は参加出来ないので(笑)、そこはご了承下さい。それでは最後になるんですけれども、私たちは「農コン」を通じて真剣に出会いを求める心優しい人たちが素敵なパートナーと出会える、そんな世界を実現していきたいと考えています。以上ですご清聴ありがとうございました。
司会:ありがとうございました。私たちFukusen会員もですね、辻さんの失敗と挑戦を見て本当に勇気を頂いているというか、やっぱり失敗って一生懸命やってるからこそ本当に悔しいとか気持ち的に凹むっていうのはすごく理解ができて、これからも本当にFukusenの大先輩として先頭を走って頂きたいなと思っております。では細野さんからお願いします。
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a.「あの社会課題に取り組む辻さんが突然チャラいのやって来た!」とFukusenメンバーがザワつく
細野:はい、お疲れ様でした。辻さんとは多分Fukusenで僕が一番喋ってる相手だと思います。それでね、この「農コン」やる前の辻さんの最初のエントリーは、不登校の子供を抱える親の悩みを解決したいっていう、滅茶苦茶真面目な案件でした。「辻さんっていい人なんだなあ」と思って、でもマネタイズがすごく難しくてもう何十回も壁打ちして、当時多分厳しかった僕が「こんなんじゃビジネスになるわけねえ!」みたいにバシバシ斬るのにまた立ち上がって来る辻さんみたいな、どこをどう斬れば倒れてくれるんだみたいなぐらい、ずっと壁打ちで何度も何度も立ち上がって来て。
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でもやっぱり難しいねって辻さんが自分ではっきり思った時に、ある事にムカついていたらしいんですよ。その時も行ってた街コンがただ男女10人ぐらいずつ集めて主催者は何もしてない風に映ったらしく、「僕はこんなにマネタイズ困ってるのにあの街コン業者は何でこんなに金取ってんだ」と。「これなら俺の方が上手く出来る!」と言って火が点いて始まったのが「農コン」です。エントリー最初来た時みんな同一人物と思えなくて、「あの社会課題に取り組む辻さんが突然チャラいのやって来た!」みたいな感じで結構みんな驚いて、「大丈夫か?」みたいになって(笑)。
b.第1回目で「あ、これは絶対うまく行くな」「絶対広がったらいいな」
でも「これ実際にやってみよう」って言って辻さんと農作業をどうやって男女が仲良くなるための作業に変えるかっていうミーティングを何回もやってね。ただ収穫しても面白くないから収穫した野菜の重さをぴったり当てるクイズにしようとか、どうやってアクティビティにするか、「こんなこと考えてるの世界で俺らしかいないよね」とか言いながらミーティングして。
色んなその農業にまつわるゲームというかカップルのゲームっていうのを作ってそれを第1回目の実験の時にやるっていうんで僕も実際に関西行ったんですよ、カメラマンとして。「カメラマンでーす」とか言いながらパシャパシャ撮りながら実際にやってる様子を見た時に、何か滅茶苦茶微笑ましいんですよ。
何にもネタがなければ喋れないんだけど、その農作業する時にどういうトークテーマをしたらいいか辻さんが考えてカード引いて「トークテーマ、行ってみたいデートコース!」とか言ってそれでみんな農作業しながら一応何か話すネタがあって話すみたいな。かなり作り込まれた「辻さんは何回街コン行ったんだ?」ってぐらいですね、彼が街コンのベストプラクティス全て集めてそれを農業の作業に入れていくっていうコラボレーションを見た時に、「あ、これは絶対うまく行くな」と。「絶対広がったらいいな」っていう風に思ったっていうのが第1回目です。
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c.二、三回目集客難航…「1人1人に『次回もやるから来ませんか』って送ってみたら」
けれど、2回目3回目ってやってもなかなか人が集まらないんですよ集客が。「こんなにいい景色なのに人が集まらないと中止になる」と言って慌ててtiktokやったりとか広く知らしめるって施策を、いわゆるマーケティングって世の中で言われてる施策を一生懸命やったんだけど全然刺さらず。tiktokの撮影もね、丸1日僕も付き合って代々木公園とかでこう「ワーッ」とかってやってるのをこうみんなで3人でやって撮ったんですけど、「これはバズるぞ」とか言いながら全然バズらない。
もう本当に開催が危ぶまれてね、次回人が集まりませんとかいって「また広告打たせて下さい」「えっ、また広告打つの!?1人(集客するのに)3万円とかかかるんだけど、みんなに言えないよもう」とかって言ってモジモジしててしたら、「農コン」には辻さんがコツコツ貯めてたLINEの会員が100人ちょっといたのを思い出して、でもそこって既存の会員だから辻さんの中ではもう頭から抜けてて、新規の会員集めなきゃってなってたんだけど、「いやこれさ、この100人にメールとかLINEとかした?」と聞くと「一応お知らせ送ってます」みたいな返事が来て、「いや、1人1人に『次回もやるから来ませんか』って送ってみたら」って言って、個別に送ったらね、はい集まって。
d.マスマーケティングじゃなくて、熱量を一人一人に伝える事が大事なのを、農コンから学んだ
新しい人を連れて来ることよりも、やっぱりこの場の良さとか空気を分かってる方々に、この場を分かってる方々と興味ある方々にちゃんと個別にお誘いするとこのスモールビジネスってやっぱり人が来るんだよねっていうのをそこで学び。それで、そこで学んだ学びって実は僕も活かせてもらってて。Fukusenの「Atlya会」って月1回やってる場とかもみんなに「来てね」ってやっても来ないんですよ、全然反応しない。みんなスンとかしてて「おかしいな、興味あるはずなのに来ねえな」と思って。でもFacebookで投稿したこの場の案内に「いいね」を押してる人はいるんですよ、なんか「いいね」を押してる人でその「いいね」を押してる人に1人1人Facebookメッセージで来ませんかって誘うと来てくれるんですよ。
やっぱり、これまでにない場所とかこれまでないことを始める時の最初って、何か大企業みたいにマスマーケティングやってバーッて集めようなんていう魂胆が本当に間違ってて、熱量を1人1人にちゃんと伝えるっていうところがスタートの時点ではすごい大事だなってことを農コンから学ばせていただきました、というようなエピソードでございます。
e.ビジネスは孤独、だからFukusenの温かさが魅力
司会:勉強になります、ありがとうございます。ではここからは質疑応答の時間ということでまたたくさんの質問いだいておりますので読み上げます。1つ目、辻さんの感じるFukusenの魅力おすめのポイントは何でしょうかというところで頂いています。
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辻:本当に魅力を色々お伝えしましたけど、1つお伝えしてなかったかなと思うのは、やっぱりこのコミュニティの温かさかなと思ってます。今回私は発表した側で来てますけども、スタッフの皆さんがボランティアにも関わらずこうやって熱く準備して下さったりとか、実際壁打ちしてる時も「あの実験頑張ったね」みたいな声掛けであったりとか、非常に皆さん背中を押してくれる、そういう仲間の一体感があるっていうのがやっぱり魅力だと思います。結構ビジネスって孤独な部分もあるので、やっぱりそういったコミュニティに属して挑戦できるというのが1番の魅力かなと思ってます。
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f.農家さんも乗り気になって「農家メシ」出してくれた
司会:はいありがとうございます。どんどん行きます。マネタイズはどんな感じでしょうか?という質問ですが
辻:マネタイズはどんな感じ…もちろん参加者の方からお金をいただいて、一部農家さんの方にもお支払いするというような形でやっております。
細野:元々のモデルの想定で行くと、農家さんの人手が足りてないし収穫の時期とかアルバイト雇ってるって話も聞いたりしたから、下手したら農家さんからもお金もらえんじゃないってのが最初の両手モデルっていうのが最初の僕のいやらしい考え方で考えてました。そうやってたんですけど、辻さんがどんどん仲良くなって農家さんも凄く乗り気になって、「農家メシ」っていう農家さんが作るご飯出してもらうんですけど、それとかめちゃめちゃ頑張って作ってくれて、「これ、お金もらえないね。むしろ材料費ぐらい渡さないとまずいよね」ってなって、むしろ出費が増えると。
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でも農家さんのご飯とか、バーベキューができる採れたてのバーベキューできるってイベントで考えたら、これとんでもなく楽しいイベントじゃないですか。出会いもあるし、その農家さんの野菜でバーベキューできるしってなったらこれかなり体験価値高いから単価を頑張って上げようみたいな話をまさにしているところになってます。
g.価格を上げることで真面目な出会いを求める参加者を
司会:はい、ありがとうございます、次行きます。ご自身の実体験から詐欺などの被害を無くすのが1つの思いと感じましたが、「農コン」ではどのように参加者のスクリーニングをしていますか?
辻:実はまあ、3つぐらいちょっとスクリーニングを自然とかけていまして。まず1つが、わざわざ農作業をしに、しかもこれ当然大阪市内とかでやってるわけではないので、わざわざ遠方まで来てお手伝いをして出会いを求めるって詐欺とか考えた人はなかなかやり難いかなと思っています。
で、2つ目がマッチングのシステムで自分の気になった方2名までに連絡先を渡せるという仕組みにしてますで、つまりどう頑張っても2名にしか渡せないし、その方が人気あったらいっぱい集めることはできますけれども、自由に交換できるみたいな形にはしてないので連絡先だけを集めるというところにはまず向いてないというところと、3つ目が価格設定のところで通常の街コンが結構安いのだと500円とか1000円とかで女性参加できるのとかあったりするんですけども、「農コン」は基本的に今現時点でも5~6000円ぐらいは男性も女性もお支払い頂いています。それだけ価値を高めるのは当然なんですけどけも、やっぱりそれだけ価格を上げることによって真面目な出会いを求めるという方が多く参加して頂けるという風に、そんなスクリーニングをしています。
h.40代後半以上の開催も視野に
司会:ありがとうございます。あと2つ、大手が参入できない具体的な差別化のポイントはどのあたりでしょうか?ということでご質問いただいております。
辻:実際やってみたら分かるんですけど、これは農家さんとの調整であったりとか雨降ったら開催できないとか正直なところ開催するの難しいんですね。なので大手さんからするとこんなに効率の悪いこと多分やらないと思いますね、はい。なのでそこは自信を持って言えるかなと。
司会:納得です。あとこれは、参加したい方からなのかもしれないんですが年齢制限はあるのでしょうかという
辻:はい、一応目安で25歳から45歳の方という風に今は区切っています。けれども最近ですね、40代後半とか50代の方から「これ参加できないんですか」みたいな話を非常に頂いてまして、そのうち「農コン」が更に盛り上がってきた時にはそういった年齢層を高めた開催というところもしていけたらなと思ってます。
司会:ありがとうございます。最後の質問にさせて頂きます。現地での交通手段は各々でしょうか?ツアーなので旅行業に近いのでしょうか?
辻:基本的には各々で来てもらってます。時々農家さんに協力いただける時は駅から車でちょっと送迎したりとかはあるんですけれども、基本的には皆さんに来てもらってます。
司会:はい、他にも質問たくさん頂きましたがそろそろ終わりにしようかと思います。それでは「農コン」辻拓未さんでした。どうもありがとうございました!
【Fukusenではこういう事をやりたいと、実現したいと思ってます。】
細野:皆さんに「自分の中心点をどこに置いてるか」を、ちょっと考えていただきたいなと思うんです。
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この青いのが会社とかメインで所属してる組織の円と中心点で自分の中心点はおそらくこの組織の中に置いてる方が多いんじゃないかなと思います。僕らは本当にこの会社のことやるためだけに生まれてきたのかという問いを立てたいなと思ってます。
僕がやりたいのは会社の円の外側に、このオレンジ色の別の円を作って欲しいと思ってます。
この中心点ってお金の引力だなと思ってまして、生きて行かなきゃいけないし家族もいたりすると、より稼げそうなとこに自分の中心点を寄せていくってのはもう性(さが)だよね。
でも中心点を本当に自分がやりたいこと 会社の外に置くっていうための武器がやっぱり必要だなという風に思ってます。外に置けそうだという可能性を持てない限り、どうしても中心点に引き寄せられると思うんです。
もっと強い引力で自分を外に引き出す必要があるので、年商1000万ぐらいのビジネスを自分で作るとこのぐらいの引力があれば、自分の中心点を外に引きずり出すことができるんじゃないかなというのをFukusenでは実現したいと思ってます。
この思いにピンと来た方は最初の30日間は無料なので、ぜひFukusenファームにご登録ください。
(構成/田畑 弦)