90円の戸惑いと葛藤と切なさと

先日、朝の出勤がいつもより早く、
時間の余裕があったため、
某ハンバーガー店へ立ち寄った。

朝なんたら、というのをブランドにして
商売しているだけあって、
コーヒーを買う人やバーガー買う人で
ぼちぼち混み合っていた。

ここのチェーンは
専用のアプリをダウンロードすると
数円安くなるクーポンが使用できる。

自分はサイドメニューの
ハッシュドポテトのクーポン
100円から90円

大した金額ではないけど、
コンビでハンバーガーを頼んだときに
キリよく200円でお会計できるのがいいのだ。

実は
消費増税で値上げしており、
クーポン使用した200円は値上げ前の価格。
不思議なクーポンである。
よくスーパーとかでやってる
お客様感謝デーと言って
消費税分割引かれてるあの感じ。
誰に対しての割引なのかがわからないやつ。

店員さんへ注文し
紙袋で商品を受け取り、会社へ。

その途中の地下鉄車内、
ふと紙袋に視線を向ける自分。
変な予感がする。

会社に着き、始業準備すませて、
紙袋を開けて、いただきます…
ポテト入っとらん。
変な予感は的中。
メインではなくサイド。
クーポン使用のサイド。

問題はここから。
ポテトをどうするのか
店にいうのか、諦めるのか、
とりあえずハンバーガーを食べて考える自分。

ここでオーディエンスを使用。
会社の同僚に相談。
30秒も使わず、
お店お電話してみたらどうですか。

即実践。

注文したものが入ってなかったんですけど…
大変申し訳ございません、
今回お渡し出来なかったらお品物はなんでしょうか？
サ、サイドのハッシュドポテトです…
90円のポテトです…

これでお店での自分への名前が決まった。
ポテト野郎、ポテトデブだろう。
ハッシュド野郎。

お店からの最終問題が投げられた。
今回の件に対しての対応策だ。
①現地で品物をお渡し
②現地で返金
③郵送で返金
④郵送で品物との引換券のお渡し

ただ、ハッシュドポテトは
朝限定メニューの為、
店に来るタイミングでは
対応策は限られるとのこと。

オーディエンス使うことなく、
答えは絞られ、②の現地で返金一択だった。

その日の帰宅途中に返金してもらった。
50円玉と10円玉4枚。

自分は悪いことした訳じゃないけど
この胸に残る残念な感じ。
ずっと残る90円ぐらいで…という気持ち。

商品の対価でお金を払っているのだから
問題ないはずなんだけど…
ぐさっと胸に剣が刺さって
その件から邪気が出続けている感じ。
自分クレーマーじゃないよね？！
そこだけ心配…

画像は
大須演芸場の舞台上の額、満客万歳。