
二回目の百日投稿のはなし+
先程の投稿で無事、二回目の百日連続投稿です!

約百四十日の連続投稿が途切れたときには心が折れかけましたが、再びここまで来ました。もっと自分が好きになれるような短歌を詠みつつ、この調子で着実に一年連続投稿を目指していきたいと思います。そして達成した暁にはまた歌集を作りたいですね。前回は百日くらいで作りはじめてしまったので、今回はフライングなしで。
今から内容や表紙をどんな感じにしようか、ものすごく楽しみです。七割くらいは自分のために作っている感じもしますが。
せっかくなので、上半期に詠んだ好きな十首を挙げていきたいと思います。ついでに関係のあるようなないような話も少しします。
下へいくほど古い歌です。
上半期に詠んだ好きな十首
こわれてはいけない夜にidolの本来の意味をきみに教わる
idolの意味を調べたときに、なんとなく短歌にしようと思って詠んだ気がします。なんとなく推し、みたいな人はいるんですが、崇拝するほどの推し!という存在がいないので、そういう推しがいるひとに憧れます。
物憂げなシーツをまとうふとん山トンネルの続きをしようよ僕らで
幼少期に好きだった絵本はいくつもあるんですが、特に記憶に残っているのはふとんやまトンネルという紙芝居です。ふとんで作ったトンネルが別の場所に繋がっているという内容が、ファンタジーが好きな幼少期のわたしには刺さったみたいです。
あと、歌とは関係ないですがアリスSOSシリーズ?が好きでした。アリスがさらわれて、それを四人組が頭を使って助ける、みたいな話の本です。
新曲をはじめて聴いたときのように背骨が波打つ君のことばで
新曲をはじめて聴いたときの「わ、この曲好きだ!」という感覚が好きです。最近だと、イマジン・ドラゴンズのEnemyという曲でぞくぞくしました。
I'll be OK. 決して迷わない君のひかりが標識になる
これは、なんとなく英語を入れた短歌を詠みたかったんだと思います。あらためて、ひかりばっかり詠んでいますね。三句目からが好きです。
君に似たひとばかり会う ぷちぷちをふたつ一気につぶす休日
この短歌を詠んだときに憧れの人がいたんですが、その人と髪型とか雰囲気とかが似ている人とよくすれ違ったので詠みました。ぷちぷちを一個ずつつぶすのも好きですが、面倒になってすぐ一気につぶしちゃいます。
ぼくを呼ぶかつての友だちだった声海は寄せたら返すのはなぜ
この時期は旧友が何度も夢に出てくるので、詠んだ気がします。わたしは割と夢を見る頻度が多くて、覚えているときはネットで夢占いをしたりします。昔は落ちていく夢を結構見ていました。
右胸が苦しい春だ からっぽの涙腺でラ・カンパネラを聴く
ごくまれにクラシックを聴くことがあって、そのなかでもラ・カンパネラが好きなので、一度詠みこんでみたくて詠みました。
丁寧にいち、にい、さんとふくらんだ桜の芽から手放す春風
あまりにも今月が暑いので、春が懐かしく思えてきますね。この短歌は単純に好きです。春風って擬人化すると幼いイメージなのと、この後に一年生の短歌を詠んでいるので、こんな感じで詠んだんだと思います。
カーテンの隙間から入りこむひかりどんな擬音語で降りそそいでる
擬音語の入った短歌を詠むのがほんとうに苦手で、この短歌もたしか考えていたんですが、思いつかなかったからこんな感じになったような気がします。擬音語って難しいです。
ともだちと呼ばれ慣れずに噛みしめてゆく帰路の月のしろいあかるさ
この短歌を詠んだときのことは覚えていませんが、多分帰り道の月がきれいだったんだろうと思います。帰り道で歩きたくないなと思いながら、ふと見上げた月がきれいだったりすると、途端に帰りたい気持ちがかすんだりしますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも短歌を毎日投稿していきますので、よろしくお願いいたします。