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連作 触られたくない無月

自分だけで手一杯の部屋 坂を下りながら見上げる無人の朝焼け

我慢するわたしの舌にひとかけの有塩バターを浮かべたい昼

生きたいに傾き始めた心から誰にも触られたくない無月

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