未来の可能性をリアルに感じた

48時間のパリの旅
子供時代からのお友達となっんだかんだで年に1-2回パリかロンドンでゆっくり食事するのがお約束になっている

ねえ、夕食前にちょっとわたしのオススメがあるの....

そう言って...
パリ在住のお友達が連れてってくれたのがノートルダム大聖堂の地下駐車場でやっているバーチャルリアリティツアー

なーんの予備知識もないままに飛び込んだこのツアーがめちゃくちゃ!めちゃくちゃ!良かったの

ノートルダム大聖堂の歴史は古い
そして時代の変遷とともに大きく変化してアップデートし続けているのがこの大聖堂

この大聖堂歴史を12世紀ごろまで遡って大聖堂の中をバーチャルリアリティの中で歩き触り登り
大聖堂の隅々まで見て歩きどんどん時代を変遷して変化する大聖堂を旅するツアーなのだ

子供時代から友人四人
みんな最初はゴーグル着けてお笑いモードで大ふざけだった癖に
一旦、スタートした瞬間から全身の鳥肌が止まらなかった

大聖堂の飾り窓を作る石職人の息吹を間近に感じ、現在は聞けないパイプオルガンの音色を聴き一気に屋根まで上がって大きな鐘の響きを全身に感じる
窓越しに広がるパリの絶景
薔薇色のステンドグラスを指先が触れるぐらいの距離でしっかりと見る

2019年の火災を経て現在、復旧の為に日々働くヒーロー達の真剣な働きぶり、奮闘を見て彼らと同じぐらいの高さまで登って何度も何度も涙が溢れ落ちそうになった

このバーチャルリアリティの旅を終え、まだ修復作業の最中のリアルなノートルダム大聖堂の前に立った

何度も何度も訪れてそれこそ階段で屋上まで登ったこともあるこの場所をここまで親密に感じたのはこれが初めてかもしれない

心の中で自然と祈っていた

本気で思った!
バーチャルリアリティの旅が常識になるのかも...

例えば、高齢の親を招待してのヨーロッパ旅行は体力的にもう厳しすぎるかもしれない....

青春時代に訪れたあの街をもう一回訪ねてみたいのに金銭的な余裕がない....

憧れのあの地に行きたいけれど灼熱の砂漠を歩くのは絶対に無理....

こんな(やってみたいけれど無理だよな!)を一気に解消出来るのがバーチャルリアリティの凄さなのでは?

わたしはお友達に言ったのよ...

あたしが病に倒れたらバーチャルリアリティでわたしの好みのタイプをずらりと集めたイケメンパラダイスを作って頂戴ねって...

すっごく優しいハンサム様に
(さっちゃん 痛みは絶対に我慢しちゃダメだよ)
とか手を握られて耳元で囁かれたら....
それだけで生きる気力が湧いてきそうじゃないですか?

みんな大爆笑してたけれど
わたしは結構、本気だったりするわよオホホ

大真面目な話!
アタシが病に倒れたらバーチャルリアリティをつかって世界を旅したり歴史を遡ったり宇宙に行ったりしたいワン

多分ね...
バーチャルはリアルには劣るわよ!絶対に
リアルじゃなきゃ!
そんな風にいう人もいるかもしれない...でもそれって本当だろうか?

先週、バルセロナで行った
サクラダファミリア教会

正直に正直に言うと教会の内部は本当にガッカリした。30年前にこの場所を訪れた時は教会内は大掛かりな工事中であり、それは美くしく神聖な場所に思えたのに....

完成間近のこの場所に足を踏み入れた瞬間に思わず一緒に行った英国人のJちゃんと目を合わせて苦笑いしまった....

Jちゃんが(ねえサッと出よう)そう囁いた
実のところ、わたしも同感だった

なぜ、わたしとJちゃんが辟易したのか....
それは単純で教会内部が観光客でごった返していたから!
観光客入れすぎ!もうここは原宿かよ!と思うぐらいの大混雑よ

そして、教会内部で守るべき
(最低限のルール)を守っている人がほとんど居なかった

多くの人がお喋りしながらガンガン携帯で写真を撮りながら歩いている。こんな空間でどうやって祈れというのか....



リアルでガッカリした経験ここにあり




『何度も破壊され再生している場所の力』一昨日、帰ってきた夫に突然にぎゅっと強く抱きしめられた...いつもの帰宅風景とはちょっと違うので戸惑っていると...あれ?知らないの...と、パリ ノートルダ…

ameblo.jp


この過去記事の写真

これはわたしが撮った大好きな一枚なのだけれど.,,,まさにこの部分が焼けてしまった部分なの


ノートルダムは必ずわたしにインスピレーションを与えてくれる場所

今回もこんな未来の希望をわたしに見せてくれた

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Kika
始めまして 喜花(キカ)です 南ロンドンで鍼灸、漢方、カウンセリング専門のクリニックを経営しています。愛する東洋哲学、東洋的な身体、精神との付き合い方、イギリスで長く生活するコツなどを綴ってます