「図解」の自主トレ
私たちは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚によって身の回りの情報をとらえ、それらを統合しながら生活しています。
なかでも、視覚(ビジュアル)による情報の取得は群を抜いており、このことは、「百聞は一見にしかず」ということわざにも通じるところがありますね。
よって、学習場面において、視覚的なわかりやすさについて工夫したり配慮したりすることは、学習者の興味・関心を高めさせるだけでなく、理解を助け、思考を活性化させたり記憶に長く留めさせたりするうえで、とても大切なことであると考えます。
視覚的なわかりやすさへの配慮の中でも、「図解」することは、指導者にとってとても大切な視点のひとつです。
ここで言う「図解」とは、イラスト・図・表・記号など使って視覚的にわかりやすくすることを言います。
指導者は、この「図解」する力をぜひとも向上させたいものです。
そこで、この記事では、
「図解」することのトレーニングを、皆さんにしていただこうと思います。
トレーニングは、4つ。
紙とえんぴつを手元に用意して、汗をかいてみましょう!
なお、ハコ囲みで示したものは、よりよい図解へのヒントです。
また、解答例をこの記事の最後に示しますから、どうぞ十分に取り組んだのちに確認してみてください。
では、スタートです!
トレーニング①
トレーニング②
トレーニング③
トレーニング④
いかがですか。
ねばり強くチャレンジできたでしょうか。
指導者にとって、この「図解」する力の向上が図れれば、きっと生徒に示す板書や学習プリントなどは違ったものになることでしょう。
また、生徒自身にとっても、この「図解」する力は欠かせません。簡単な絵・図・記号などを使って「図解」させることで、思考を整理させ、ものごとを単純化したり構造的にとらえたりすることができます。そして、このことは、日々の学習ノートづくりにもつながるのです。
トレーニング➀~④の解答例を示しておきます。