go through
今日というか
韓国に来てから、思っていることがあって。
私は、韓国に一切の興味を持っていなかった。
いや、違うな。
申し訳ないとは思いますが、
正直、好きじゃなかった、が正しい。
理由はいろいろあるけれど
特別なことじゃなくて
「私、パクチー苦手なんだよね。茗荷は美味しいんだけど。」
くらい、たまたま好きじゃないほうになってしまっただけ。
ごめんよ、夫。(仕事は応援しているよ。)
しかし住んでみて
やはりというか、当然だよね、というか
思うことがいろいろあって。
変な国なんだよね。
小学生にして既に恐ろしくスタイルのいい女の子。
毎朝、お店のすぐ横で、たった今買った餃子を
1パック食べきるおばさん。
都内のコンビニ並みにあるスタバ。
そしてスタバにパジャマで来る主婦。
その隣には、完璧にめかし込んだマダム。
歩道の木陰に椅子を勝手に置いて毎朝一服するおじさん。
それからそれから、韓国で売っている “ベーグル” は、
私の目には、ベーグルの形をしたデニッシュパンにしか見えない。
基本的に順番は守らないし、列には並ばない。
割り込みは普通。(されたくなければ強く生きるしか。)
なのに、揉めない。
ここでそれする? とか、
そこは気にするのにこれは無頓着なのか とか、
どうしてこうなった っていう料理とか、
そういうちぐはぐに遭遇することが
とても多い。
お金を大事にしない人に100回「無駄使いするな」というより、丸一日働いてもらって、「今日はお疲れ様、ありがとう。」って報酬を渡したほうが身に沁みる。
忘れ物しないように高い声で持ち物チェックをするより、準備を本人に任せて、忘れ物に困ってみせるほうが、次は気を付けようって思う。
絶対に転ばないように四六時中手を出すより、何度か転んで頭コツンってなったほうが、転ぶ痛さを知り、転び方を知る。
韓国ってこんなところだよって紹介されるより、住んでみたほうが本当によく分かる。
分かってきた結果、
韓国、あんまり好きじゃないんだよね(笑)。
少し慣れてきた今日でも、そう思っちゃうんだ。
ごめんなさい。
でも、人が優しくて
とても感謝しています。
それは本当だよ。
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?