アラウンド
いま、わたし、26歳。
わたしは自分をアラサーだと思ったことはない。
いや、確かに四捨五入すればサーティーなのだけど、まだアラウンドではないだろう、と思っている。
まだまだ圏外、のはず。
世界一当たり前のことを言いますが、現在26歳ということは、次のお誕生日では27になるわけで。
27はアラサーだな、、と思っている。
というわけで今年の10月よ、永遠にやってきてくれるな。何も成し遂げていないのだから。
わたしは平成9年生まれです。
ギリギリ平成1桁。
平成1桁はもうおばさんなんだそう。
いや、わたしだってね、昔はね、平成9年!?最近じゃん!なんて言われました。
てか2ヶ月半ほど母のお腹の中で粘っていれば平成2桁だし。
あ、でもアムラーが多い人生の先輩ばかりの弊社ではまだ、1997年!?CAN YOU CELEBRATE?の年じゃん!!と言われます。
わたしがまだ、丈が膝より上の短いスカートを履くことに抵抗のないJKだった頃。
20代後半はもうおばさんだと思っていた。
これは年齢がどうとかより、自分が基準になってしまうので10歳以上離れていればおばさんでした。
じゃあ今、36歳以上の女性をおばさんと思うかと言われると全く思わない。
やがて自分がそこに向かっていくという現実を知り、どんどん加速していくことも知ったから。
人生って思ってるよりアクセルベタ踏みだぞ、当時のわたし。オービス仕事しないから覚えとけ。
あと単純に、30代ってめちゃくちゃ若い。
子供の頃に親戚が亡くなってお葬式に行ったとき
「まだ60代なのにね」「お若いのに」という言葉を聞いて「60代って若くないじゃん」と思った。
当時8歳のわたしにとっては60代ってすごくおじいちゃんだしすごくおばあちゃん。
だけどもし今同じ状況なら、まだお若いのにと思える。
ちょっとした感覚の違いなのに、不思議だなぁ。
分母が大きくなる分、1年の体感時間は短くなっていく。
年齢を重ねることは別にいい。
人生の諸先輩方から「30代楽しいよ」と聞くから。
今わりとたのし〜と思いながら生きているので、これ以上人生楽しくなるの?最高じゃ〜んと思っている。
まあ服装どうしようとか、メイクどうしようとかは正直思うけれど。
だけど焦りは消えない。
母から言われる「○○ちゃんは結婚するんだって」「○○くん子ども2人目だって」「ママも孫を抱ける日は来るのかしら、、」
最近は祖母からも言われるようになった。
ごめんね、結婚は死ぬまでにはしたいなぁとは思うけれど、私が親になる日も、ママがおばあちゃんになる日も来ないの。
仕事だって、今の会社にいて何が身につくのか。
広くいろんなことができるようになったとは思う。
だけど、どこかで活かせる専門性はなにもない。
肩書きこそおしゃれに横文字で、一応国家資格を取ったりもしたけれど、その実何でも屋さん。
そもそも業界全体かなり厳しい。我が支社だっていつお取り潰しになるか分からない。
いつまで私はここで足踏みだけをしているのか。
経験値は大して積まないまま、ここまで来てしまった。
きっとまだ若いはずなのに動き出すにはもう遅いんじゃないかな、なんて思ってしまう。
19歳の時に先輩に「19歳かー!若いね、まだなんでもできるね」と言われた。
当時は「19だよ、、?もう無理だよ」と卑屈人間だったので「何言ってんだこいつ」くらいにしか思えなかったけど、19歳、まだまだなんだってできたのに。
自分の生まれや人生を恨むことしかしなかった。
きっとまだ、26歳もなんだってできるのに。
どうして私だけが、私は何もできないと自分に呪いをかけてしまうのか。
私が悪い魔女になって、いつか同じような若い子に呪いをかけてしまう前に誰かこの呪いを解いて欲しい。
この焦りは、クォーターライフクライシスというらしい。
なんだ、みんな焦っているのか。
よかった、私だけじゃない。
嬉しい。
よかった。
それだけで少し、救われた気持ちになった。
みんなであせあせして、みんなで並んで生きていきたいね。
やっぱあせあせはしたくないね。
のんびり、生きたいな。
今人間って100年生きるらしいので、たかだか20代30代で焦る必要ないね。
26歳と2歳とかほとんどタメじゃん。
明日から会社なんて行かずにいないいないばあっ!観ましょうね。
うーたんはまだいますか?
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