自分の本当の気持ちを知るのはとても怖い
「本当はどう思ってますか?」
こう聞かれると、僕の思考は止まる。
ライフコーチとしての活動を始めたきっかけは、とある自己啓発セミナーを受講したことだが、このセミナーはコーチングの技術を使って目標達成を自ら実践するもので、まずは自分がコーチングを受ける体験をした。
コーチングを受けると自分の潜在意識に向き合うことが求められ、頭で考えるのではなく、心がどう感じているのかがフォーカスされる。
そんな心の使い方、これまでしてきたことがなかった。
「本当はどう思いますか?」
「これが自分の気持ちだ」と頭で考えながら返した回答に対してこの問いが返ってきたとき、最初はめちゃくちゃ戸惑った。
しかしこの問いが繰り返される中で、自分が話していることは頭が考えた「空虚な嘘」で、心の底から感じる「本心」はなかなか出てこないことに気づいた。
頭と心がズレているとしんどい
自己理解を促すプログラムを運営されている八木さんのチャンネルはよく見ているが、このテーマについて語られている動画があった。
多くの人は、モチベーションを上げたいのに上がらないことがある。
この時、頭では「やらなきゃ」「やるべき」と考えているのに、心が「やりたくない」と感じているというズレが生じている。
これが続くと、適応障害やうつ病になってしまう危うい状態とも言える。
頭と心のズレを合わせるためには、感情レベルの「やりたいこと」に思考を合わせる必要がある。
しかし感情的な「やりたいこと」に対し、思考では「そんなことはできない」と判断することが多く、やりたいのに動けないモヤモヤが溜まっている人は世の中にも多くいるのではないかと思う。
本当に望んでいることは心に隠れている
本当にやりたいことは、頭で考えているだけでは見えてこない。
なるほど、理屈はわかった。
確かにコーチングを学んでから、日常には脳科学的に説明できることが多くあると感じることが多く、またデザインを学んだ人が街中はデザインで溢れているみたいな話をしていたことも思い出し、それが楽しくて前に進む原動力になっていることも実感した。
今、ライフコーチとして活躍したいという気持ちは確かにあり、そこに向かって活動することもできている。
いいじゃん、頑張るだけじゃんというだけの話ではあるが、まだそれだけで生活できるわけではないので、一定の収入が作れるようになるまでは一点集中するわけにはいかず、一時しのぎのライスワークに取り組まなければならない。
そうなると目先の欲が出て、「納得感のある仕事を」とか、「もっとできる」とか言って、もともとやりたいと決めたはずのことから目線がブレてしまう。
やりたいことをやると決めるのはとても怖い。
できなかったらどうしよう、認められなかったらどうしよう、否定されたらどうしようと、本当はそんなこと感じてないのに頭が勝手に騒ぎ出す。
そうでなくても、気づいたらどこかへふらふらっと意識が飛んでいき、本当にやりたいことがなんだったのかわからなくなる。
やりたいこと探しは、もうちょっとだけしてみることにした
昨日、八木さんが運営する「自己理解プログラム」の無料カウンセリングを受けた。
無料カウンセリングでは、現在のモヤモヤと理想の未来を簡単にヒアリングしてもらい、どこまで自己分析できているのかということを評価してもらった。
プログラムを受けたい気持ちは強かったが、今はキャリアの転換期になりそうなのでもうしばらく見送ることにした。
本当の気持ちを知ることはとても怖い。
でも本当の気持ちを理解することなく、もっと何かあるんだよなと思いながら自分の価値観に合わない職場でストレスを溜め、どこかに合う職場はないかとランダムに転々とする方がもっと怖い。
まだしばらくは自分の中で苦しむことになると思うが、自分のモヤモヤをアウトプットできるようになっているだけ成長を感じる。
ちゃんと自分のしんどさに向き合って考えられるようになっている。
人にいい顔をして自分に嘘をつくことだけは辞めにしようと、人生で何度目かの決意をここに残す。
noteでは、ログインすることなく「スキ」を押すことができます。
この記事がいいねと思ったら、ぜひスキを押していってください。
僕は、ライフワークと言えるような仕事や活動に取り組みたいという方を応援するため、「ごきげん」をテーマにライフコーチとして取り組んでいます。
自分のごきげんについてじっくり考えてみたいという方は、ぜひ体験セッションにご応募ください。
またお悩み相談、企み事の壁打ち、ただ聞いてほしいことがあるなど、あなたのお話をお聞きします。
ちょっとでも僕と話してみたいなと思っていただけましたら、こちらから公式LINEに登録してメッセージをお送りください。