みんなそれほどちがってない。
みんなちがって、みんないい。
という言葉がある。
この言葉を知ったのは、一体いつのころなんだろうと思い出すと、多分小学生のころで、
きっと金子みすゞの詩からだったかな、と思う。
思い出したが吉日、ちょっと探してみよう。
そう思って調べるとやはりそうだった。大正から昭和初期にかけての詩人、金子みすゞの代表作『私と小鳥と鈴と』の締めの言葉に、
みんなちがって、みんないいが出てくる。
この素晴らしい詩を忘れてしまった方のために、
せっかくなのでちょっと、紹介してみよう。
言っていいですか。
めちゃくちゃいいですねぇ。
胸があたたかくなります、はい。
きっと金子みすゞにストレングスファインダーをやってもらったら「個別化」がもっとも大きい気がする。
他人は他人、私は私みたいな。そんなやさしいまなざしを持った人であったのだろうと容易に想像できる。
国語の教科書に載るのも納得の詩である。
ウンウン。
小鳥・鈴・私、という全く関係のないものを並べて比較する発想、これはなかなかできるものではない。
金子みすゞの『私と小鳥と鈴と』が素晴らしい詩であるということを100%念頭に置いたうえで、
「そうだよね、みんなちがってみんないいよね」ということを100%理解したうえで思うのだが、
みんなそれほどちがってないんじゃね?
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