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時間が自分だけのためにあるうちに。

お気に入りのYouTubeをみて、10年前も聴いてたノリノリの音楽を聴いて、スポーツもせず、ただ白米を食べ、何かを見てケタケタ笑って、気分転換にちょっと外に出て空気の入れ替え。

パンを買いにパン屋に行った。なんだか。

水戸黄門と相撲を毎日見て、時間になったら念仏唱えて20時には寝ていたひいばあちゃんを思い出す。

怖くなる。

10年前のだれかのミュージックビデオを見て、うわ、この人もこの10年でずいぶん老けたんだなと思うけど同じ分だけ私も老けてるわけだからマジでムリ。20代がうらやましいというか、うらめしや。

水がタプタプに入った肌。きめの細かさ。若きが若いうちにその若さを使ってもっと傍若無人にふるまってほしい。若きが若いうちに若きときにしか受け入れられない作品をどんどんと体内に取り込んでほしい。体験を見逃さないでほしい。

結局は「量」なのだと気づくのは30代になってからだから、若いときから量やってほしい。

失敗してもどこ吹く風な顔で傍若無人に立っていてほしい。

〈あとがき〉
お前も若いだろって話なんですけどね。なんだろうな、思うに「自分の時間が自分だけのためにあるうちに、自分にたくさんの時間を使っておけばよかった」みたいな後悔があるんだと思います。わかる大人多いのではなかろうか。今日も最後までありがとうございました。

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