日常の中のありがとう
ぽっかりあいたドーナツの穴。
埋まらないままこぼれ落ちる。
しどろもどろなまま。
正しいけど苦しい答え。
変わらずやってくる小さな永遠。
昨日のこと。
朝起きると、小雨が降っていたようで地面が濡れていた。天気予報は晴れだったから、ひんやり頬にさす冷たい空気を感じながら洗濯物を干す。斉藤和義を聴きながらアイロンをかける。アイロンがけはまあまあ好きな家事のひとつ。
仕事前に、お礼をかねてミスドに寄ってドーナツを選ぶ。流れるCMで見た期間限定のドーナツを。ココアにフランボワーズ。フランボワーズは甘酸っぱくて好き。フランボワーズという響きも好き。フランスの赤い小物を身につけた女の子が思い浮かぶ。
その前の夜、明るくはない記事をnoteに投稿しようとしていた。初めての有料記事。なかなか社会にうまく馴染めなかった時期のこと。
夜のうちにアップしようと思ってたけど迷って出来なくて、朝になっても投稿しかけて迷って……を繰り返したけど、ドキドキしながらやっと投稿。
購入して読んでくれた方がいて、とてもうれしく思っています。ありがとうございます。
月に1度のオンラインミーティング。30分程のミーティングだし、人数も少なくてくだけた感じだけど、こういう話し合いの場が苦手なので、終わるとどっと疲れている。
夜ごはんの準備。麻婆豆腐は夫が作ってくれると言うので、狭いキッチンの中、並んで立つ。豆腐、生姜、ニンニク、ネギを切るのは私。夫はせっせと炒めて味付け。私は、隣で揚げ浸しとスープを作る。狭い狭いと言い合いながら。