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金田流「剛腕の極意」 〜弓矢のごとく体を引く〜

今日は、今まで書いてきた記事の応用になるので、少し複雑になる。

ピッチングにおいて、どうしたら強いボールを投げることができるのか?

ピッチングの壁

まずは、動画の最初〜3分27秒までだけをご覧ください。

ここでのポイントは「壁」を意識すること。 壁とは、感覚的なことを言葉にしたもの。実際には軸足のタメのこと。軸足にしっかりとタメができると、体が一瞬ピタッと止まるような感覚になる。これを、壁と金田投手、別所投手は言っているのではないか?

ちなみにプロのピッチャーに話を聞くと、軸足のタメができた時、

「股関節がパコっとハマる感覚がある」

と言う選手が多い。この感覚ができて、軸足にタメができた時、体がピタッとキマる瞬間がある。それにより軸足の力を上半身に伝える準備ができたと言える。

前足で弓矢のように引っ張る

動画の3分27秒から。前足を弓矢のように引っ張ることで、強く腕が触れる。

体を弓矢のように使うにはポイントは2つ。

①軸足は写真1のように軸足の内側をしっかりと地面につける。この動きに関しては過去にも何度もこちらのブログで書いている→ 名投手の右足の使い方

写真1

②前膝を写真2のように開く。

写真2

すると体幹の筋肉、特にクロスラインと言われる図1のラインが弓矢のように捻られるように引っ張られる。すると、筋肉の筋反射が起こり、鋭く体が回転させることができる。筋反射についてはこちらを参照↓

トリプルアクセルの比較 〜紀平梨花が使う筋反射とは?〜

図1

この軸足をしっかりと地面につけたまま、前足を前に出すという感覚は斉藤和巳投手も語っている。(動画の5分50秒から)

さらにクロスラインを使う感覚は動画の最後に下柳投手が語っている。

当院では、このクロスラインを緩め、野球やテニスなどを始めとするスイング系スポーツのパフォーマンス向上、または痛みの緩和の治療を行なってます。

興味のある方はこちらまで。

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