神様と呼ばれた男 〜武医同術〜
今回は合気道の神様と呼ばれた男、塩田剛三の話。
漫画、刃牙(ばき)に出てくる渋川剛気のモデルになった人物。
とりあえず、この動画を見てほしい。
なぜ非力でも大男に勝てるのか?
なぜ70歳で身長154センチ体重46キロの小柄な老人が、190センチを超えるロバート・ケネディのボディーガードをいとも簡単に倒してしまうか?
この動画でもある通り、塩田剛三の相手は力が抜けたかのように床に倒れている。
つまり、塩田は強い力で相手を投げ飛ばすのではなく、
相手の力が入らないようにしているのではないか?
という仮説が立つ。
さて、そんなことが可能なのか?
答えはイエスである。
実は筋肉は筋膜という膜に覆われている。ここをうまく刺激することで力が抜けることは最近、科学的にも証明されている。実際にうまく筋膜に刺激を与えると、踏ん張っている大男をも動かすことはできる。
もちろん、塩田剛三は、これを動いている相手にするのだから、それはとてつもない技術である。
武医同術
さて、当院の治療は筋肉を緩めることが基本である。
痛みも関節の硬さも一部の筋肉が硬く収縮してしまうことから起こる。
その原因となる筋肉を緩めることが当院の治療原理である。
さて、筋肉を緩める際に、うちでは筋肉を揉んだり引っ張ったりしない。
筋膜を弱く弱く刺激することで、筋肉は緩まる。緩めるのではなく、緩まる。
つまり、原理原則で言えば、塩田剛三と同じことをしている。
昔から武医同術と言われる。つまり、武道と医学は同じなんだよということ。
いかに筋膜をうまく刺激し、相手の力を抜くか。
これが武道と医学の共通の極意なのではないか?
そんな極意を詰め込んだ当院の治療に興味のある方はこちらまで。
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