史上最高のサブマリン山田久志のタメ 〜股関節にタメを作るカギは肩甲骨?〜
一昨日に書いた記事、400勝投手金田正一投手のタメ 〜股関節の使い方〜 の通り、軸足をジワーーーーーっと使うことで、下半身の力を上半身、腕へと筋反射を使いながら伝えることができ、鋭い腕の振りを実現できる。
この「タメ」と言われる動き、単に軸足の意識だけでは作るのは難しい。
これに対して、通算284勝のサブマリン、山田久志はタメを作るヒントを語っている。
これって、昨日書いた記事、
和田毅投手の打ちづらい投球フォーム 〜140キロのストレートがなぜ打たれない?〜
につながらないか?
つまり、右足をジワーっと使う使い方をしながら、腕を遅らせてボールを体で隠す(昨日の和田投手はオーバーハンドなので頭の後ろ、アンダースローの山田投手はお尻の横)ことでタメができる。
ボールを隠すようにすることで体は開くことを抑えることができる。
タメができると軸足側の股関節に体重が集約し、それを股関節を急激に内旋させることで大きなねじりの連鎖が生まれ、それが上半身、腕と伝わる。
ここで重要なのは両方の肩甲骨。この肩甲骨がスライドし、正しい位置に入ることでタメができる。ということは、肩甲骨が自由にスライドできるような柔軟性が必要になる。当院では、このような動きができるための治療を行なっております。
そんな当院の治療に興味のある方はこちらまで。