【社会・家庭】できないからと避ける父親と、できないけどやるしかないからやっている母親
こんにちは。
きーちです。
先日、会社の後輩と子連れランチしました。
私も彼女も育児休業中なので、平日の昼間にカフェでのんびりしました。
彼女が入社する際に採用を担当していたこともあり、勝手に妹みたいな感覚でいましたが、そんな彼女と子どもを連れて会うことはとても奇妙な感覚でした。
そこでやっぱり話題になるのは、家庭のことです。
出産を機にお休みして子育てをする妻と、そのまま働く夫。
よくある話ですが、やはりもやもやする話です。
大きく分けて2つありました。
1、育児のスタンス
2、キャリアの考え方
今日は1、育児のスタンスの話をします。
1、育児のスタンス
彼女の夫さんはいわるゆ大企業に勤めていて、帰りは23時とかになることも多いといったパターンです。
今では、少しは早く帰ってくるようになったそうですが、子どもが生まれてもしばらくはそれまで通りのままで、帰るのは終電間際。飲み会に行って帰ってくることもしばしば。
「私はこの子のためにいろいろなものを変えてやってきているのに、あなたは何も変えていない。できることはやってほしい。」
彼女は夫さんに泣きながらそう伝え、いまでは21時ぐらいには帰ってきて、夕食を作ってくれる時もあるそうで、彼女もできる限り対応してくれる夫さんと以前よりかはうまくやっていけているようです。
それが次の段階でこういうことが起こります。
「できないからやって。」
聞くところによると、
抱っこしてても泣き止まないからやってと言われる。
子どもをお風呂入れるの怖いからやってと言われる。
というのがあるそうです。
男性が生物学的にできないのは出産と母乳授乳であり、それ以外はやろうと思えばだれでもできます。
「「子どもをお風呂入れるのが怖いからやって。」って、「私だっけこわいけどやってるんだから!」って思うんですよね。」
うん、うん。そうだよね。
以前、子どもの爪切るのが怖いからって妻に任せたことが頭をよぎり、胸に多少の痛みを覚えながら、「そうだよね。」と同意しました。
私のスタンスとしては、家族はチームです。
チームメンバーで役割分担し、困難を乗り越えていくのがチームです。
それぞれできること・できないことと得意なこと・苦手なことがあるのはもちろんですが、やる必要があることは結局誰かがやらなければならないのです。それが苦手であっても。
育児に関しては、それが妻に行きがちです。
子どもといる時間が妻のほうが長い場合が多いからというところも関連しているのでしょう。
いまは私が育児休業しているので、お風呂やミルク、寝かしつけなどは私が主でやりますが、手先が器用ではないので爪切りは避けてきたところがあります。
でも、これも同じなんですよね。
結局、苦手なことでもやらなきゃいけないことはあるし、それをやっていくうちにできるようになるのが、できないことができるようになる本質なのでしょう。
やらないからできない。できないから怖い。このループ。
これを断ち切るにはやるしかないのでしょう。
育児の苦手を避けてきた方。避けたことは誰かがやっています。
まずはそれを労いましょう。
みんな誰でも最初は怖いんです。
怖いけどチャレンジしていくうちに少しずつできるようになります。
そうすると、できることが増え、恐怖心が減り、育児に対してのスタンスも変わってくるのではないかと思います。
育児に時間が取れない男性のみなさま。
時間がないのはよくわかります。
でも、チームが健全に機能するためには協力が不可欠です。
しごととおんなじで、相手のことを理解しましょう。
すべてはそこからです。
この記事を書いていて、自分もやらなきゃなと思い、先ほど息子の爪切りに挑戦しました。ちょっとがたがたでしたが何とか切り終えました。
いつも妻、ありがとう。
もっと練習します。
今日はできないからと避ける父親と、できないけどやるしかないからやっている母親というちょっと攻めがちな視点で書いてみました。
それではまた。
きーち