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Azure AIサービスのプロビジョニングとは?


Azureのクラウド環境にAIサービス(例:OpenAI, Cognitive Services, Machine Learning)を展開し、使用可能な状態にすること。

✅ プロビジョニングの目的

  1. AIモデルやAPIの利用準備(例:GPT-4のAPIを使うための環境構築)

  2. リソース管理(例:Azureのコンピュートリソースを適切に割り当て)

  3. セキュリティ設定(例:アクセス制御、APIキーの発行)

  4. コスト最適化(例:適切なリージョン選択、無料枠の活用)


🔹 プロビジョニングの流れ

Azure Portal、Azure CLI、またはTerraformなどを使って実施可能。

1. Azureポータルでのプロビジョニング

  1. Azure Portalにサインイン
    👉 Azureポータル にアクセス

  2. 「リソースの作成」へ移動

    • 例:「Cognitive Services」→「OpenAI」→「作成」

  3. 必要な情報を入力

    • サブスクリプション(使用するAzure契約)

    • リソースグループ(管理単位)

    • リージョン(例:米国西部、日本東部など)

    • 価格プラン(無料枠 or 有料プラン)

  4. APIキーの取得

    • 生成されたキーを使い、アプリケーションでAIを活用可能に

  5. デプロイ完了 & 利用開始

    • Azure OpenAI, Cognitive Services, Azure Machine Learning などを実装

2. CLIでのプロビジョニング(例:Azure OpenAI)

Azure CLI を使うと、コマンド一発でセットアップ可能。


# Azureにログイン
az login

# リソースグループの作成
az group create --name myResourceGroup --location japaneast

# Azure OpenAIのプロビジョニング
az cognitiveservices account create \
  --name myOpenAIService \
  --resource-group myResourceGroup \
  --kind OpenAI \
  --sku S0 \
  --location japaneast

✅ これで myOpenAIService というAIサービスが作成され、APIキーが発行される。


🔹 Azure AIサービスの主な種類



🔹 プロビジョニングのポイント

  1. リージョン選択が重要
    → 近いリージョンを選ぶと遅延が減り、コスト削減も可能

  2. 価格プランのチェック
    → 無料枠(F0)や従量課金(S0~)を考慮

  3. アクセス制御の設定
    → APIキーの管理(特定のIPアドレス制限など)

  4. スケールアップ/ダウンの柔軟性
    → 必要に応じてリソース変更可能


🔹 まとめ

Azure AIサービスのプロビジョニング とは、Azure上でAI関連サービスを利用できるように環境を設定すること。
Azureポータル or CLIで簡単にセットアップ可能(例:OpenAI, Cognitive Services)。
コスト・リージョン・セキュリティを考慮して設定 すると、より効率的に運用できる。

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