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《ドラマ感想》モンスター#4 怒りの言語化

2024年秋ドラマ、良作多すぎて追いつきません...
月曜日よる10時のドラマ、「モンスター」。
リーガルドラマなので法廷での闘いが山場ですが、事案の解決よりも現代社会の課題を斬新視点で切り倒していくのがとてもよい。

今週放送された第4話は、大学サッカー部の関係者が部活のパワハラを匿名でリークし、裁判に発展する...というもの。
部員総出で裁判になるも、「サッカー部をより良くしたい」という思いから参加したメンバーは殆どおらず、勝ち馬に乗っかる賠償金目当てばかりで崩壊。
裁判の行方や真相は割愛するが、ドラマの最後に主人公・神波亮子(演・趣里)が発した言葉がよかった。

「本当かどうか分からないものに右往左往したり、得になりそうとか刺激的だというだけで群がったり、ただ流されて、みんなと同じ空気に乗っかってるだけなのに世の中を動かした気になる。そっちの方がはるかに愚かなんじゃないですか。」

SNSで日々散見される攻撃。
みんな言ってるし、みんなやってるし、多分これが本当のことなんだろうしで、
自分の頭で考えて、何が正しいのか判断せずに行われる言動。挙句それで傷付く人がいたら「こんなことで傷ついた方が悪い」と更に相手を攻撃する。

やり場のない怒りが積み重なるSNSを辞めたくて、でも考えや感じたことを言葉にしたくて始めたnote。
この台詞はずしんと響きました。私が抱えていた怒りが、言語化されたと思いました。


来週の「モンスター」も楽しみ。

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