#仕事の心がけ
こんにちは、ぱんだごろごろです。
今から13年前、娘が私に訊いてきたことがありました。
就職内定先の企業の入社式を翌月に控え、
『社会人になったら、何に注意をして、仕事をすればいいのか』
と。
『気分にムラがないこと』
まず、私はそう言いました。
昨日と今日とでご機嫌が違う人は、周りに負担をかけるものです。
昨日は張り切って、元気良く仕事をしていたのに、今日はむっつりと、機嫌の悪い顔でいたら、周りは掛ける言葉もありません。
感情を容易に表に出す人は、子供っぽい人と思われます。
いつも同じ顔、いつも同じ声音で、周りに接することのできる人が、大人の世界では、信用されるのです。
『誰に対しても挨拶をすること』
朝、『おはようございます』と、声に出して言うこと。
会釈だけでも悪くないのですが、耳にその人の声が届くと、相手は親しみを感じるものです。
自分も、声を出すことで、気持ちが外に対して開くようになります。
その際、相手が誰であろうと、「ございます」を付けること。
社会人生活に慣れてきたら、挨拶に、
笑顔
相手の顔を見る
を同時にできると、なおいいでしょう。
『お礼は、誰にでも言うこと』
何かをしてもらったら、その相手が小学生だろうが、社長だろうが、必ずお礼を言いましょう。
小学生が落とした鍵を拾ってくれた時も、荷物を抱えたあなたに社長が道を譲ってくれた時も、同じようにお礼は言わなければなりません。
感謝の気持ちは、声に出して、言葉にしないと伝わりません。
『ありがとうございます』
が基本です。
この場合も、相手が誰であろうと、「ございます」を付けること。
言い慣れていくうちに、どんな時でも、『ありがとうございます』が、とっさに出るようになるでしょう。
感謝されて、嫌な気持ちになる人はいません。
どんな些細なことでも、あなたにしてあげれば感謝されるとわかってくると、周りの人は、あなたにこぞって親切にするようになるでしょう。
『失敗をした時には』
何か失敗をしてしまった時は、まず謝罪すること。
言い訳はしない
他人のせいにしない
この二つが大切です。
その際の、言葉遣いにも、注意をしましょう。
まれに、謝る際の言葉を知らない人がいるのです。
目上の人に向かって、『すみません』と言ってしまう。
『すみませんじゃ済まないよ』と言われるでしょう。
『すみません』というのは、よく知らない人に対して使う言葉です。
誰かに道を尋ねる時や、レストランでウェイターに声を掛ける時に使うのです。
謝罪の意味で使えるのは、同僚か、或いは、通りすがりの人の肩にぶつかってしまった時くらいのものでしょう。
謝るつもりならば、『すみません』を使ってはいけないのです。
同様に、『ごめんなさい』というのも、親しい人か家族に対してしか使ってはいけません。
目上の人、教育係の一つ年上の先輩や、グループのリーダー、係長や課長に対しては、必ず、『申し訳ございません』を使いましょう。
会社に入ったら、自分が一番目下の人間です。
だからこそ、失敗をしても許されるのです。
失敗をしたら、まずは、心をこめて詫び、『申し訳ございません』と言うこと。
そして、同じ失敗をしないことです。
以上が、私から娘に伝えたことです。
その後の、娘の社会人生活に、私の言葉が役に立ったのか、
娘がいつまで覚えていたかどうかもわかりませんが、
今でも仕事を続けている娘の、心の奥に、一つでも残っていたら嬉しいなと思います。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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