チコは5歳、伊代は16歳~松田聖子からフィービー・ケイツまで
こんにちは、ぱんだごろごろです。
ある夜、食事の片付けをしていると、隣の部屋のテレビから、歌声が聞こえてきました。
何の気なしに、聴いていただけなのに、それが妙に耳について離れないのです。
・・・どこかで聴いたことがある、絶対。
それは某公共放送局(営利を目的とせず、国家政府からも自立して、公共の福祉と文化の向上のために放送を行う、日本(N)放送(H)協会(K)と言う名の放送局)が、国民の皆様の知識と教養の向上のために(?)、お送りしている番組でした。
いわゆるクイズ形式に似た構成の番組で、日頃からクイズ番組の好きな夫が点けていたのでしょう。
私が耳にして、既聴感を味わったのは、その番組のエンディングテーマの部分でした。
「(前略) チコちゃんは(中略)5歳児だ~から~ (後略)」
翌日。
わかった!!
あれです、あれ、あれ。
「伊代は(中略)じゅうろくだから~」
5歳と16歳の違いはあれど、若い女の子が自分の名前(ファーストネーム)と年齢とを口にして、「だから~」と続ける。
その相似に、私の記憶が刺激されたのでしょう。
懐かしいですね、松本伊代さん。
何と、今から40年ほど前の曲でした。
デビューは1982年。
同期の歌手には、早見優、堀ちえみ、小泉今日子、中森明菜、石川秀美、シブがき隊 などの皆さんがいます。
何人ご存知でしょうか?
この2年前の1980年には、当時トップアイドルとして大人気だった、山口百恵が引退、その座を引き継ぐかのように、松田聖子がデビューしています。
山口百恵は、三浦友和(俳優)との結婚を機に引退していますが、松田聖子は、現在でも歌手として活動しているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
デビュー曲は「裸足の季節」で、資生堂の洗顔料、「エクボ」のコマーシャルソングとして使われました。
ここで、今度は既視感です。
どこかで見た、このタイトル。
「裸足の季節」は、トルコの美しい5人姉妹が、社会の旧弊に押し潰されそうになりながらも、抗おうとする、2015年製作の映画でした。
松田聖子の名を一躍有名にしたのは、二作目の「青い珊瑚礁」でした。
この曲はヒットしましたねぇ。
リアルタイムで見ていた世代ですので、よく知っています。
黒柳徹子と久米宏が司会役の「ザ・ベストテン」は、ランキング形式が評判の歌番組で、松田聖子もこの番組に出演したことで、ますます人気が沸騰しました。
ところで、この「青い珊瑚礁」も、同名の映画がありました。
世界一の美女と謳われたエリザベス・テーラー。
その再来と言われた美少女スター、ブルック・シールズの主演作です。
内容は、難破した船に乗っていた、少年と少女が、流れ着いた島で二人きりで暮らし、成長して行く、というものでした。
今調べてみますと、この映画の日本での公開は、1980年の8月(アメリカでは6月)、一方、松田聖子の「青い珊瑚礁」がリリースされたのは、1980年7月1日、「ザ・ベストテン」で初めてランクイン(8位)したのは、8月14日のことでした。
松田聖子の歌の内容も、少年と少女の恋物語のため、この映画と歌の二作品は、相乗効果を挙げたと言っていいでしょう。
さて、この「ブルー・ラグーン」がヒットしたため、作られたと言っても良いと思うのが、人気アイドル女優、フィービー・ケイツ主演の映画「パラダイス」。
舞台を海の孤島から、砂漠のオアシスに変えただけで、ストーリー展開はほぼ同じです。
公開は1982年。
さあ、ここで、松本伊代さんがデビューした1982年に戻って来ました。
伊代ちゃんは16歳、フィービーは19歳だったようです。
この「パラダイス」という映画の主題歌、彼女が歌っていましたが、一度聴くとなかなか忘れられない曲で、好きでした。
最後にお送りしますね。
まとめます
チコちゃんは5歳で、伊代ちゃんは16歳です。
伊代ちゃんがデビューした2年前には、山口百恵が引退して、松田聖子がデビューしました。
その同じ年に、「青い珊瑚礁」という映画が作られ、2年後には、「パラダイス」という映画が作られました。
その年は、伊代ちゃんがデビューした年でしたとさ。
おしまい(笑)!