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クリアしたゲームリスト・2025年2月分

02/01 PS5 13h 『エンダーマグノリア: ブルームインザミスト

退廃美なアートスタイルと雰囲気で魅せる、遊びやすいメトロイドヴァニア。

ペルソナよろしく、瞬時にホムンクルスを召喚・使役できる少女が戦う感じですが、なんかこのシステムに既視感あるなあと思ったらリトルノアですね。

あれも横スクロールアクションなんですが、攻撃コマンドと使役モンスターが紐づけられてるんですよ。まあリトルノアは、「攻撃コンボの何段目にどのモンスターを割り当てるか」なのに対して、エンダーマグノリアは「(4つある)攻撃ボタンのどれにどのホムンクルスの技を割り当てるか」…という違いはありますが。

これのいいところって、個ではなく集団としての強化が実感できるところですよね。そういう表現は、RPGだったらわかりやすく実感できるんですけど、操作キャラが一人になりがちなアクションではちょっと難しい。でも本作はそれができてる。

回復ポイントに仲間のホムンクルスがどんどん増えていくので、ビジュアル的にも能力の強化が実感され、賑やかだし、達成感があってとてもいいと思います。

前作エンダーリリーズは未経験なせいもあってか、シナリオはよくわかんない部分も多かったんですが、まあ雰囲気雰囲気。

気になったところとしては、被弾時の無敵時間がないので、広範囲弾幕の発生源近くにいると全弾を一瞬で食らって即死したりするところです。




02/03 PC 8h 『Sniper Elite: Resistance

いつものスナイパーエリート!以上!

…だけじゃアレなので、以前にプレイした5(※クリア前に辞めた)と比較してなにか言いましょうか。何が言えるかな。うーんうーん…。

…たぶん、5よりは長距離射撃をさせてくれるステージが多かった気がします。

あ、そうだ、本作は協力プレイに対応しているのですが、数ステージを友人と一緒に遊びました。敵のスポット情報とかも共有されて便利、ちょっとした味変が楽しめました。




02/14 フリゲ 15m 『コスモスの咲く島

語りすぎない渋めの掌編探索ADV。
コスモス…コスモス、ね…。




02/19 PS5 20h 『真・三國無双 ORIGINS

これまでの「草刈り」ゲーから「タクティカルアクション」ゲーへと脱皮した無双リブート

いやまあ従来作からやることが大きく変わったわけではないんですが、手応えというか手触りはかなり別物ですね。それはジャストガードなどを駆使した剣戟打ち合いの楽しさが増したこともあるでしょうが、何よりも、雑魚敵が「草」ではなく「軍」として感じられる手ごわさ・表現力の向上によるところが大きいんだと思います。

シナリオは結構シリアスに、ドラマチックにじっくりやるようになっていて、更に主人公(オリキャラ)は曹操・孫堅・劉備のどいつに味方するんだ?と問う流れは、ちょっとFE風花雪月みがありました。開発会社同じですしね。っていうか風花雪月の方が三國志から影響を受けている?

物語を丁寧に描写することにした反動でか、描かれるのが赤壁の戦いまでとなってしまってるのは良し悪しでしょうか。三国志だけど三国ができる前に終わる!

ところで、中華大陸マップを自由に移動できるのは結構嬉しかったです。ジオラマ感っていうのかな、とてもワクワクできましたね、昔のRPGっぽさがあって。近年のRPGはフィールドマップがなくなりがちで寂しいものですよ。まさか無双がこのフィールドマップ欲を満たしてくれようとは…。

総評。そなたこそ真の真・三國無双よ!




02/26 NSw 8h30m 『都市伝説解体センター

ハイセンスなビジュアル表現に、ネタバレ厳禁な空気を醸し出す大オチを繰り出してくるシナリオを絡めた、フラグ立て探索ADV。

世間の絶賛ぶりや、知人がプレイしている姿を見て、どれどれどんなもんじゃと触れてみたのですが…なるほど、こういう感じねー。うんうん、なるほどねー…う~~~~~ん…。

和階堂真シリーズは、ナンバリングのどれだったかな、体験版かなんかをちょろっとやった記憶があります。本当にちょろっと。すぐに辞めたはずです。なぜ辞めたかと言えば、探索がかったるかったからだったと思います。
移動速度が遅いし、その割にあっちこっち行かされるとか、メッセージの表示のテンポが遅いだとか、そういう快適性の面で気になったんじゃなかったかな。

…その欠点を、今作でもすこーし発揮してるなあって思いました。

こういう、繰り返しとなるシステム基幹部の快適性の不足は、地味ながら着実にダメージを蓄積させていくんですよね。逆に、気が配られてるなって思ったのは、選択肢で新規のものがあったらそこに初期カーソルが合っているところでしょうか。

システム面で見るべき部分としては、SNS調査がとても可能性を感じました。事件に対する世間の反応のリアリティ、空気感的なものがよく表現されていたなあって。
すごくイマドキな切り口。本作が集英社ゲームズから出たことになんとなく納得感を覚えたり。

惜しむらくは、書き込みに対する主人公たちの反応です。全ての書き込みに対して固有の反応が実装されているのですが、明らかに手抜きというか虚無い反応も少なくなく、だったら一部の書き込みに対してだけ反応するようにしたらよかったんじゃないかなあって思いました。

…さて、肝心要のシナリオ面を、ネタバレしない範囲で言及…うーん、どうしようかしら。

全体的には、かなり回りくどさを感じました。聞き込み等で得た情報を、キーワードの穴埋めでまとめて整理していくんですが、「えっそんな初歩的なレベルから!?」と思うまとめになること多々。主人公の察しがめちゃくちゃ悪く、なかなか核心に迫ってくれないなあ~という思いを抱いている時間が大部分となってしまいました。そしてやっと盛り上がるかと思ったら間もなく事件が収束しちゃうんですよね。

ぶっちゃけると最終章以外はずっと眠気に耐えてプレイしてました。

そう、最終章は面白いです。やっとエンジンが掛かった感じ。どうして面白いのかの説明は、ネタバレになりそうなのでできないです。伏線は丁寧にあからさまに張られてた…ってのは書いときましょう、これくらいはセーフでしょ…うん。ここはとても良かったです。

ゲームに慣れてない人向けに作られた~、みたいなことをどっかの記事で見た気がしますが、実際にやれば納得感があります。「面白く」できたはずのところは、きっと「複雑で難しく」ならないように敢えてシンプルに・無味に作られてるんだろうと。
意図はわかるけど~…そ、それでももうちょっとどうにか出来たんじゃないか…!という思いは拭えません。

実に惜しいゲームです。


今月の一本

は『真・三國無双 ORIGINS』です。

良くも悪くもジャンクフード的な味付けのゲームだった無双が、ここまで豪華で豊かな味付けの本格料理めいたゲームになろうとは。リブート、大成功でしょう。

赤壁の戦いまでの範囲なので、ワールドマップに巴蜀の地などは存在しないし、物語でも触れられていません(たしか)。オリジンズ2では登場するでしょう。南蛮征伐もやるはずなので、戦象とか新たな敵も出そう、どういう表現になるでしょうかね、仲間として呼び出せたら面白そうですね、楽しみですね。

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