後ハッピーマニアが沁みる
こんにちはと入力しようとしたら最初にこんにゃくと変換されてしまい、軽くうろたえている木賀ちお🐧です。こんにゃくの話なんて最近書いたかな。毎回どうでもいい話で始めるスタイル。
さて。昨日晩ごはんの時、家族で漫画家の話になりました。
我が家は私たち夫婦と中2の娘の3人家族なのですが、全員どちらかというとオタク気質で、それぞれに好きな漫画家について話しました。
私が好きな漫画家の不動の1位は安野モヨコさんです。
初めてハッピーマニアを読んだときの衝撃は忘れられません。
漫画の中にいるの私じゃんと思いました。
私は時に主人公のカヨコであり、親友のフクちゃんでもありました。
当時主人公達と同年代だった私は、カヨコ達と同じような遊びをし、ファッション命で人と繋がっていることが何よりも大切なのに、求める人からは求められず、愛せない者ばかりを引き寄せ、いつもそこにないものを求めて動き回っていたように思います。
カヨコほどトチ狂ってはいなかったものの、精神性にはシンパシーを感じることもしばしばでした。
ただ、仕事に対する姿勢は、カヨコ側ではなく完全にフクちゃんを自分の分身だと思って読んでいました。
その大好きなハッピーマニアの主人公達が、またしても私と同じ世代として、現在続編として帰ってきたのです。
もう2巻まで出ています。
カヨコやフクちゃんと今の私は、もうあの頃ほど似てはいないものの、やはり同世代ならではの共感ポイントが山ほどあります。
自分の老いを引け目に感じ、もうそのステージからは降りているんだとうそぶいて、自らを今さら新しい愛を始めるに価しない存在だと決めつけているところは、カヨコと自分が重なって、心がしめつけられるような気持ちになります。
あれほど恋愛ジャンキーだったカヨコも、安心して過ごせる時間を、タカハシと長きにわたり共有したことで、安定した心を手に入れたように見えましたが、やはり一筋縄ではいかないのがハッピーマニアたる所以。
ていうか後ハッピーマニアのタイトルの横にGO!って書いてあるもの。この本はGo!HappyManiaです。
ガチでオバサンと言われる大人になっても、カヨコの哀愁漂ってもおかしくないぐらいのぶっ飛び加減は健在。
こんなに早く続きが読みたい漫画は久しぶりです。
ネタバレしないように感想を書くのってムズいですね。
ではまた明日。