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【梅干し】藻塩で作ってみた

季節の手仕事の代表選手。梅干し。

6月の梅雨にはいる前らへんに仕込み、梅雨明けの、土用らへんに天日で3日ほど干し、数ヶ月ほど塩がなじんでからいただくご馳走。

自分で仕込むと、保存料、添加物など一切入っていない、極めてシンプルで、作り手や、風土、気候によって味わいが違う作品が出来上がる。

今年2020年は、天候が荒れる日が続いたせいで、梅が不作であった。
その中でも綺麗めなオーガニック梅を入手。

旨味がぞんぶんに単体でかんじられる
藻塩、という塩を使って梅干しを作ってみよう!

藻塩で仕込むのは初めて。
ミネラルが多く含まれているので、ナトリウムが低い。
となると、やはり防腐剤としての塩の効果は落ちます。
カビやすいので、通常の塩より多めに入れてみました。

今回は梅を2キロ仕込んでいきます。

通常は梅の総重量の18%の塩分で仕込むと失敗がないと言われています。

今回は、ミネラルたっぷりな藻塩を使うので、
20%で仕込んでいきます。

ホーローの入れ物を70%くらいのホワイトリカーで、綺麗に拭いて準備します。

梅→塩→梅→塩→梅→塩

の感じで敷き詰めて、梅の総重量の二倍の重りをします。
梅から水分が出て、梅全体がその汁につかったころ、、、だいたい3日くらい経ったころ

↑重石をとるまえは、きっちり梅が浸かってます


梅を仕込んだ3日後くらいを見計らって、赤シソを購入して、塩揉みをし、投入します。

赤シソは、6月の前半に買うのがおすすめです。
とっても柔らかい葉で、虫がついてない綺麗なものが多いからです。

そしてなんといっても。
赤シソは、とても栄養価が高いです。

赤紫蘇←食中毒にかかった人が、紫色の草を食べたら蘇った、という由来

鎮静、鎮痛、嘔吐、咳、喘息、便秘、解熱、
抗炎症作用、解毒作用、抗菌作用、抗真菌作用、抗がん作用、抗アレルギー効果、抗酸化作用

などなど。

この有り難い効果を入れない手はありません。

塩揉みし、最初の黒いアクまじりの汁を二度ほど絞って放出し、きっちりと汁気をきってから

梅酢の上に広げて、重石をします。


さぁ♡
このまま、梅雨が明けるのを待ちます。

梅雨が明け、土用の日前後の晴れた日がつづくであろう予報の3日間を狙い、
ザルに丁寧に梅と赤シソを広げ、三日三晩、天日干しをします。

この天日干しが、梅の実をねっとりと濃厚に仕上げてくれます。

干し上がった梅は
お好みで、梅酢に再度漬けて、酸っぱく仕上げることもできますし
そのまま瓶詰めし、甘めの梅干しとしていただく方法もあります。

我が国、日本がほこるスーパーフード梅干し

付け合わせに赤紫蘇を添えれば
さらに素晴らしい栄養源となるでしょう。

余った赤紫蘇の干したものは、
細かくフードプロセッサーなどでくだけば、
手作りの、ゆかり、が出来上がります。

余った梅酢も、コトコトと鍋で煮詰めていけば
梅塩として、フレーバーソルトを作ることもできます。

↑梅塩   ↑ゆかり

我が家はフードプロセッサーがないので、スリコギですりつぶしました。
すごく細かいゆかりができました。
(バイタミックスを購入するか、迷いに迷って、まだ買えてないわたし)

一手間、ふた手間で、こんなにも豊かな沢山の素材をゲットすることができます。

防腐剤や添加物が入っていない、とても体に良い食べ物がこんなに簡単にできるんです♡


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