直感的=知識ゼロでもわかるプロダクト
バヅクリCTOの合原です。
直近の新規プロジェクトで、UI, UXを精査するシーンが増えている中、どうしたら直感的なUIなのか?どうしたら、そうなっていないことに気づけるのか…
そういった会話に現場のフロントエンドエンジニアと会話するシーンがあったので、私なりの考えをまとめてみたいと思います。
ちなみに、私はデザイナーではありません。
学生時代デザイン専攻であったわけでもありません。
あくまで。わたくしが定義する
【直感的にわかる】
ということです。
結論から言うと、それは、
【知識ゼロでもわかる】
ということ。
これに尽きるかと、思います。
新しいプロダクトであれ、既存のものであれ、
大事なのは、
初見で理解できるか?
一度見ただけで何ができるか?
何をしたら、何がどうなるのか?
が想像できるか?
また、想像通りの結果になるか?
はてまた、想像以上の使いやすさか?
といった点が、
直感的であるかのキーになると考えています。
スピードの求められる開発のシーンでは、悠長にデザイン作成にxx週間もかけていられません。往々にして、ワイヤー段階あるいはデザインガイドだけ策定して、開発フェーズに入るケースも発生します。
そういった中で、いかに直感的なプロダクトをつくるか。
この答えはシンプルです。
そもそも、開発させるプロダクトには、
要件の元になる要望があるはずです。
それが簡単に実現できるか。
これだけです。
いざできたもの、見て、触って、
迷いなく使えるか、
理解できるか。
エンジニアは開発をしていると、
無意識のうちに、これはこう動く、こう使う、というのを理解します。これ故に、全く初見ユーザーの場合だとわかりにくくなっていることに気づけなくなりやすいてす。
特に難易度の高いアルゴリズムを組んだり、設計したり、していると全体を見ているようになり、プロダクト自体の製品としての理解度は高くなります。当然といえば当然とではあります。
よくユーザーの立場になって考える、
といわれたりもしますが、こういった開発の経緯を踏まえると、完全にユーザーの立場にスイッチするのはなかなか難しいことかな、と思います。
知識を持ち過ぎているので。
だからこそ、
知識ゼロの人がこのプロダクトを触ったとしたら?
を考えるようにメンバーには、よく話をしています。
知識ゼロの人でも、これを、見ただけで
何をどうしたら、
何が起きるのか、
その想像もできるか、
心理的なハードルなく使えるか、
開発者そこまでで知ってしまったプロダクトの知識がゼロで、プロダクトと出会ったとしたら?
こう言うと、みな、すぐにおかしな点、わかりにくい点に気づくのです。面白いくらいに。
知らず知らずの、うちついた固定観念を一度外してみること。
「知識ゼロの人でもわかるか?」
この問いは、なかなか効果てきめんです。
ぜひ、目の前のプロダクト開発で試してみてほしいです。IA的にどうとか?ではなく、
シンプルに、
「知識ゼロの人でもわかるか?」
これだけです。
おすすめの問いです。目の前のプロダクトに、対して正確に、批判的になれます。
QA組織がある、他者が品質チャックする体制だとしても、開発者がよりユーザー視点になれる問いではないか、と思います。
特に当社のように少数での開発体制の場合には、各自が開発にも没頭する形になるため、この問いをすることで、ユーザー視点でプロダクトを見直すことが可能になります。
「知識ゼロでもわかるか?」
ぜひ、おすすめです🤓📝
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