きえフェルナンデス

北スペイン・カンタブリア州でライター+美容師をしています✂︎ 趣味は、ボクシングとおいし…

きえフェルナンデス

北スペイン・カンタブリア州でライター+美容師をしています✂︎ 趣味は、ボクシングとおいしいキムチを漬けること。 エッセイスト上原隆さんが好きで好きでたまらない。

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きえフェルナンデスのプロフィールと執筆実績(2024年10月更新)

はじめまして。ご覧いただきありがとうございます。 スペイン在住でライター兼美容師をしています、きえフェルナンデスといいます。取材・インタビュー記事を中心に、ヒト・コト・モノの物語に耳を傾け、文章を書いたり髪を切ったりしています。 (2023年10月よりライター名を早川きえから“きえフェルナンデス”に改名しました) 簡単なプロフィールできること・企画立案 ・取材先へのアポイントメント ・取材(リアルとオンライン、どちらも可能) ・スペイン語でのリサーチ、取材 ・撮影(デジ

    • 推し(推師)に会える奇跡を迎えてみえた感情のフェーズ

      夢は「口に出してなんぼ」だと、色々なところで耳にしてきた。 今までも、口に出して行動したら希望が叶ったことが何度もあった。だからね、試しにまずは仲間の前で語ってみた……我が「推し」について。   秘めていた想いを吐き出したのが2月。 調子に乗り出して、語りが止まらなくなったのは3月。 仲間は、私が早口で眼光開いてしゃべり出しても、「面白いね」「へえ、読んでみよ」などと言って、受け入れてくれた。優しい。 心の中であたためていた夢を、行動に起こそうと思ったもの、この頃だ

      • クリスマスキャロルが流れないところには……

        モロッコ。 そこは、クリスマスに家族で集まることも恋人達が一緒に祝うこともジングルベルが鳴り響くこともない、魅惑の国。 2012年12月24日一般的にクリスマスイブと呼ばれるその日、30歳の私はクリスマスツリーを見上げる代わりに、モロッコの観光都市マラケシュのフナ広場でひとり、蛇使いを眺めていた。 モロッコの国教はイスラム教のため、キリストの誕生をお祝いするクリスマスの文化はない。最近のことは分からないが、当時は街中にサンタはいなかったし、キラキラしたイルミネーションもな

        • 名物記者・近藤康太郎さん「名文は駄文の中からしか生まれない」イベントレポ

          「三行で撃つ」の著者、近藤康太郎さんに撃たれたくて、オンライン文章講座に参加しました。 全2回あるうちの第1回目。朝日新聞の名物アンド名文記者の文章術は、余韻がすさまじい。明日の第2回目に向け、復習もかねて心に命中した7発のポイントをまとめました。 講師:近藤康太郎さん 朝日新聞編集委員・日田支局長。名物&名文記者。 作家、評論家、百姓、猟師、私塾塾長でもある。 著書に「三行で撃つ<善く、生きる>ための文章塾」「アロハで猟師、はじめました」「おいしい資本主義」など多数。

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        マガジン

        • 上原隆さんを語るひとりサークル
          1本
        • ライティング学び部屋
          3本
        • 「おもろびと」インタビュー記事まとめ
          2本

        記事

          私がスペインで「出張美容師」になったのは、お客さまの「あなたが私の美容院」って言葉がきっかけだった

          わたしは今、出張美容師をして生計を立てている。と、同時にライターの仕事もぽつりぽつりとしている。 以前読んだ、充紀さんの美容師について書いた記事の言葉が素敵で、ずっと頭に残っていた。 実際に今まで美容師として、卒業、結婚、成人、プロポーズなどたくさんの「特別な瞬間」に携わってきた。 「美容師は、美容院という舞台に立つ役者だ!」 大阪で働いていたときの先輩が、「どやさ!」とばかりに言っていた言葉。 わたしも少し前までは、美容師には美容院という舞台が必要だと思っていた。

          私がスペインで「出張美容師」になったのは、お客さまの「あなたが私の美容院」って言葉がきっかけだった

          「怖い」と思うことって、ただ「知らない」だけかもしれない

          フェミニストって言葉が苦手だった。フェミニストが苦手という意味ではなくて、「○○ニスト」の響きに、横文字が苦手なわたしは、ただなんとなく怖さを感じていた。 ピアニストだってアルピニストだって○○ニストだけど。ピアノ弾いて、登山して、ちっとも怖くないのに。なんでだろう……。 なんてことをフェミニストのパレードをぼーっと眺め、わたしは考えていた。 * 去る3月8日の国際女性デー。わたしの住む北スペインでは、毎年この日になると「自由と尊厳」の象徴であるムラサキ色に身を包んだ

          「怖い」と思うことって、ただ「知らない」だけかもしれない

          おじいちゃんのジャージを着て海を渡ったら、新世界の扉が開いた

          「そんなとこ行ったら、首吊らなあかんわ」 洗い物をしながら、面倒くさそうに母は言った。わたしが、「2週間で50万円」するイギリスへの短期留学に行きたいと言ったからだ。 中学生だったわたしは、シングルマザーの母に無理を言って、英語の勉強をしたかったわけでも、それに値する将来を考えていたわけでもない。 何でもいいから、恋するディカプリオの近くに行きたかったのだ。 そもそもディカプリオがいるのはアメリカだけど、日本という島を飛び出し海を渡れば、少なからずディカプリオに近づけ

          おじいちゃんのジャージを着て海を渡ったら、新世界の扉が開いた

          「怖いから、あえて居心地の悪い場所に」ハリウッドで輝く吉田理恵さんの多動力

          「背が低いわたしだからこそ、伝えられることがある」 そんなメッセージを掲げ、2012年に日本代表としてミスアジア世界大会に出場し、当時日本人最高となる4位を受賞した女性がいる。現在、ハリウッドで女優やモデル、ダンサーなどマルチに活動している吉田理恵さんだ。 18歳で日本を離れ、アメリカの大学を卒業。エンターテインメントの世界へ乗り込んだ。さまざまな職種でプロとして渡り歩く「マルチ・ポテンシャライト」として、走り続けてきた。そんな彼女に、飽くなき挑戦心の背景や、人生を前向き

          「怖いから、あえて居心地の悪い場所に」ハリウッドで輝く吉田理恵さんの多動力

          何かを始めるのに年齢は関係ない

          スペイン語で「Nunca es demasiado tarde.(ヌンカ エス デマシアド タルデ)」という言葉がある。 「何事も遅すぎることはない」 わたしが住むスペインでは、年齢に関係なく何歳であろうが何かしら新しいことを学び、挑戦している人が多い。 45歳でスキルアップのため大学に通い始めた知人や、ご近所の仲良しおじいさんは、70歳を過ぎてからも大学に通い哲学を学んでいた。 何かを始めるのに年齢など関係ないし、遅すぎることはないとスペイン人から教わった。「Nun

          何かを始めるのに年齢は関係ない

          あの時ラオスでカナブンを食べていたら私の人生は変わっていたかもしれない

          「カナブンなんて食べられない…」 昔、ラオスで揚げたカナブンを「美味しいから」とラオス人にすすめられたとき、わたしは「お腹いっぱいです」と丁寧に断った。 あのときのカナブン、どんな味だったんだろう… ラオスで「蟲ソムリエ」として活動されている昆虫専門家へのインタビュー記事を読んで、ふとそんな思いが頭をよぎった。 記事の内容は、昆虫食のあれこれ。おすすめの昆虫だったり、昆虫食の多様性だったり、その未来だったり。 記事を読みながら、以前ラオス人と共に、昆虫をつまみながら

          あの時ラオスでカナブンを食べていたら私の人生は変わっていたかもしれない

          Before/Afterを考えると文章は書きやすくなる【ライター中村洋太さんの教え】

          去年の12月からライター中村洋太さんのコンサル生として、ライティングについてや、ライターとしてのマインドを学ばせていただいています。 同じコンサル生の池田あゆ里さんが、中村洋太さんから学んだことをまとめていらして。それをわたしは、舐めまわすように見ているのです。 わたしも毎回、「な~る~ほ~ど~」なアドバイスをいただきます。 そこで、過去のわたしだったら舐めまわして見たいであろう「コンサルで学んだこと」「なるほどと思ったこと」を記事にアウトプットしていこうと思います。

          Before/Afterを考えると文章は書きやすくなる【ライター中村洋太さんの教え】

          バルセロナでオンライン硬筆。田中さとみさんの「レールのない人生」

          現在、バルセロナで、書道とオンライン硬筆を教えている田中さとみさん。彼女はなぜ、32歳で会社員を辞めて海外へ飛び出したのか。そしてなぜスペインに辿り着き、オンライン硬筆というユニークな事業を始めたのか。その経緯を取材した。 *** こちらの記事は、「biz SPA! フレッシュ」様に寄稿いたしました。 加筆版は下記からご覧いただけます。

          バルセロナでオンライン硬筆。田中さとみさんの「レールのない人生」

          子どもを守れるようになりたいと、ボクシングを始めたらいいことしかなかった

          いざというとき、わたしは子どもたちを守れるのか… Netflixで「パリ同時多発テロ事件:そのとき人々は」を見ていて、ふと思った。 「今のわたしだったら3分で力尽きる…まずい…」 運動から遠ざかってどのくらいの年月が経ったか…。 体力は地の底に沈み、階段を5段ほど駆け上がるだけでも息が切れる。筋力に関しては絶滅していた。 そんなわけで、今まで気になるけど始める勇気のなかったボクシングを始めることにしよう。それが、2年前のこと。 2年間続けた結果 わたしの体力は、

          子どもを守れるようになりたいと、ボクシングを始めたらいいことしかなかった

          夕食時間が21時。なのになぜスペイン人は太らないのか?

          スペインの夕食時間は21時。 詳しく言えば、21時から。22時以降なんて家もある。 なんなら23時からレストランに予約入れて…という人もいる。 夜遅い時間に食べると太る スペインに来るまでは、全世界の常識的な認識だと思っていた。 日本では、農林水産省も「夜遅い食事は肥満を招く」と言っている。 毎日21時以降に夕飯をとっているスペイン人だが。肥満だ、これは大変だ。というほど太っている人はそんなにいない。 なぜか。 それは。スペイン人の夕食とは、日本でいう「ダイエッ

          夕食時間が21時。なのになぜスペイン人は太らないのか?

          恐怖に怯えた3日間を過ごして気づいたこと

          …38度9分。 体温計に映し出された数字を見た瞬間、わたしは、ムンクの「叫び」のような姿になった。 新年2日目の夜だった。 小さい頃からよく決まりごとのように、「お正月インフルエンザ」をこじらすことがある。 あ、またインフルエンザになっちゃったか、と思いたかった。 思いたかったが、今回は状況が違う。 2021年はじまってまだ2日。 これは、どっちだ。一か八か。丁か半か。 インフルエンザか。 それとも今流行っているCORONAか。 先に結果を言ってしまえば、PCR検査を

          恐怖に怯えた3日間を過ごして気づいたこと

          2021年わたしはリアル「天使にラブソングを2」を目指す

          私は、本来ならば今頃、アメリカはコロラド州のデンバーという街に夫と6歳・3歳の娘と共に「本場のダンキンドーナッツは最高やな~」と言っている予定だったのですが、2020年突如として世界中をパニックにさせたメキシコのビールと同じ名前のコからはじまる3文字のあのウイルスの出現で、予定としていた夫のアメリカでの仕事が全て白紙になり、私たちは今まで通り、スペインのマドリードでもバルセロナでもない日本人もアジア人も極端に少ないカンタブリア州に留まることになりました。(1文が長すぎる)

          2021年わたしはリアル「天使にラブソングを2」を目指す