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【癌日記】私にとって大切な33人へ癌になったからこそ年賀状を復活させた


ここ数年、年末に家族の不幸があったり、子供の受験と自分の仕事でそれどころでなかったりして、年賀状も出したり出さなかったりだった。

年配の方からは「これで最後の年賀状にしようと思います」と言う年賀状じまいの連絡が届くことも多くなってきたけれど、私はいや、今こそ年賀状だという気持ちになって驚いた。

なんとなく、会えたことの感謝をつたえにくい関係性の人だけれど大好きな人、家族や親せき、高校や大学時代のかけがえのない人。年賀状を書きたいと思う人だけに書いたら33枚になった。書いて投函したら達成感があってパワーがわいてきた。

うん。これでいいという気がした。

そろそろ天寿を全うすると言う人がしなきゃいけないと感じる年賀状じまいと、来年50になる前に癌になり年賀状再開させ今回以降は死ぬまで続けてやるぞ! という私の気概とはまた少し年賀状というものの意味が違ってくるようだ。

昨日は、夫の実家に入りたくない問題と夫母の入院という日記を書いた。

夫の父母をそばで支えてくれる夫姉に、帰省タイミングの食事について相談したときに「それでホテルは予約しちゃったん?」と聞かれた「はい」「今後もホテルはとらないとしても、布団問題があるのでホテルに泊まらない場合はレンタル布団を頼もうと思います」というと、夫母のときと同じように「私がするから、そんなんせんでいいんよ」という否定系の回答だった。

80代の夫母だけでなく、60代の夫姉も同じ回答になるのは、家族が共有している思考の結果なのか、地域的に共有している思考の結果なのか、それとも60代以上という世代間で共有する思考の結果なのか気になる。

ちなみに、私の妹も弟の妻も親戚が泊まるときには布団をレンタルする。私の祖母の家では布団をしまってくれる人をたのんでいた。私の実家はマンションでワンフロアなので、布団をしまう手間は一軒家のようなものではないので、母と父がやっている。

布団問題とは、帰省したタイミングで使った布団を屋根裏に仕舞う作業のこと。からっと晴れた日にしっかり干し、お布団に入った暖かい空気の温度を2,3日しっかり下げてから屋根裏に運び、油紙に包んで行李に仕舞う作業だ。

冬は1人あたり敷布団が2枚。掛け布団が2枚に毛布。大量の布団を何日にもわけてしまう。

間に雨の日があるとさらに期間がます。

癌でスキンヘッドを曝したくない問題以外に、こちらの問題もありホテルをとった。

この作業を夫母や夫姉がやったときに今回のように怪我をしたら、私が寝た布団のために2人が怪我をするようなことがあったら2人にとって取り返しがつかない時間的、
金銭的損失になる。思うと考えただけでぞっとする。

実際、夫母は幸いにこの布団問題のせいではないといえ、日常生活の中でここ数年ほぼ毎年どこかを骨折して入院している。

夫姉は腰が悪い。

なぜ、もう以前のようにカラダが効かない人たちが、怪我をするようなことをわざわざすると言ってまで、ホテル泊や布団レンタルをやめさせようとするのか、正直よくわからない。

プライドだろうか? ホテルや布団レンタルは老いをつきつけているだろうか?

この問題は最後までお互いに解決を見ないんだと思う。食器を洗っているときなどにこのことがふっと頭に浮かぶ。

頭にうかぶとそればっかり1時間ぐらい考えてしまうけれど、考えないようにしないと! と思う。

このマガジンは私が49歳で卵巣癌と子宮体癌に罹患した日々の自分と家族の記録です。娘(高1)娘(中2)夫&猫の4人と1匹ぐらし。ワーママ。何とか1日でも健康に命をつなぎたいと毎日試行錯誤しています💦
▼がんの闘病記は以下のマガジンにまとめています。

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