抗ガン剤&脱毛スキンヘッド&外出メイクの限界点とおすすめの方法
抗ガン剤治療が進む中で、私にとって大きな壁となったのピカピカのスキンヘッドをどうすれば外出できるか? という点。なかでも困ったのがゴミ捨てや散歩、近所のスーパーへのちょっとした買い物などの日常的な外出。
ここでは、私の場合の抗がん剤脱毛のスキンヘッド限界ぎりぎり最小の外出メイクを決定するまでを紹介します。
【方法1】スキンヘッド&ノーメイクで鏡の前に立つ
まず、最初に試したのは「ありのままの自分」に向き合うことでした。スキンヘッドのまま、ノーメイクで鏡の前に立ちます。最初は悲しくて涙が出ました。
少しずつ鏡の前で「あ、ここに少しだけ色を足したら?」と思うようになりました。たとえば、ほんの少しリップバームを塗るだけでも、不思議と気分が変わりました。
【ポイント】
できる時にまずは「鏡の中の自分」と出会う
リップや眉毛を少しずつ足して、自分の最低限メイクを探す。
【方法2】後ろに房のついたケア帽子+キャップで外出
「これなら行ける!」と思えたのが、後ろに少し髪があるように見えるふさのついたケア帽子でした。
この上にキャップを重ねると、遠目にはケア帽子の房が髪の毛に見えて遠目にはい自然に見える気がしました。
抗ガン剤の脱毛スキンヘッドの際のポイント(1)サイズ調整部分の開きから見える地肌
ケア帽子の上にキャップを被るのは、後ろのサイズ調整部分に脱毛した頭皮が露出するのを避けるため。
抗ガン剤の脱毛スキンヘッドの際のポイント(2)耳やもみあげまわりの脱毛した地肌
もみ上げ部分も露出を隠したい部分です。
耳までケア帽子で隠してキャップを被るのが良さそうです。
最初の挑戦は夜のコンビニでした。人目が少ない時間帯なら、ドキドキしながらも「大丈夫かも」と思えます。お店の明るい光が怖いなら、近場の自動販売機で飲み物を買うだけも、一歩踏み出す練習になりました。
【ポイント】
自分が安心できる帽子や小物を活用
夜や人が少ない時間帯に短時間の外出から始める
【方法3】昼間なら眉毛を足す+ピアスでアクセント
次は、昼間の外出がしたくなりました。このとき、私が試したのは「眉毛を書く」こと。眉毛があるだけで、不思議と顔の印象が変わり、自信も少し増します。
さらに、シンプルなピアスを加えてみると、少しおしゃれをしている感覚が心を軽くしてくれました。
何かを「付け足す」という行為が、私にとっては「普通の自分」に戻るための儀式のように感じたのです。
【ポイント】
自然な眉メイクで顔に立体感を
小物を使って自分らしいスタイルを取り戻す
スキンヘッドと向き合い外へ出初めて感じたこと
スキンヘッドで鏡と向き合うのは本当に悲しいことでした。向き合い続けると少しずつ慣れてきて、楽しくなってきました。
「ここに色を足してみたら?」とか、「今日は帽子じゃなくてスカーフにしてみよう」とかいった感じです。
私の限界は、私が思っているよりも広かったことに気づきました。
自分に「限界」を作らず、少しずつ挑戦して世界を広げていきたいです。
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このマガジンは私が49歳で卵巣癌と子宮体癌に罹患した日々の自分と家族の記録です。娘(高1)娘(中2)夫&猫の4人と1匹ぐらし。ワーママ。何とか1日でも健康に命をつなぎたいと毎日試行錯誤しています💦
▼がんの闘病記は以下のマガジンにまとめています。
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