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【保護者編】事例3:1度体調を崩すと中々元気になりません。仕事中にお迎え協力の電話も多く、1ケ月ほど保育園をお休みしてしまうこともあります。

今回の事例は、0歳児(10か月)の赤ちゃんが保育園に入園した初年度の相談です。体調不良の長期化は、特に0歳児~1歳児に入園した子どもにみられます。

◆保育園生活の長時間化に伴う子どもの免疫力低下と体力

保育園に通っている子どもは保護者の勤務時間によって利用時間が概ね決まってきます。保育園に入園する時期は0歳児もしくは1歳児の時が1番多いのが実情です。また、保育園の利用時間は平均9~10時間ほどが多く、0,1歳児という体力も十分でない子どもにとって、この時間はとても長く集団生活という気疲れもあります。

単純に子どものみに視点を置いたならば、生まれてまだ1000日を満たない状態での集団生活は疲れるでしょう。生後6か月を過ぎれば、母親からの免疫力もなくなり子ども自身で免疫力を蓄えていかなくてはなりません。

保育園という場はこれらのことを十分に見据えて環境設定も行っています。当然のことながら、保護者の仕事の都合や事情も子どもの成長発達に関する重要な背景として加味したうえで関わりも持つようにしています。

そういった中で、風邪をひいてしまい保育園を休み、かなり良くなったのでやや鼻水や咳が残りつつも保育園に登園。久しぶりの登園にもかかわらず、子どもの症状や下痢などの症状がでてしまいお迎えの協力電話がかかってきて早退…。下痢もよくならず、今度は食欲低下。保育園に登園の相談をした際、給食も十分食べられない状態では預かれない、病院へ行って自宅で様子を見てください等、保育園から伝えられることもあります。

また、最近は、新型コロナウイルス感染症の関係もあるため、保育園側も子どもの体調の変化には細心の注意を払っていることもお迎え協力の電話を行う理由の一つです。

◆保育園に入園した最初の1年間は子ども自身の体調をなるべく優先するようにしましょう。

保育園に通っていて、頻繁にお迎えの協力電話…。その都度、保護者は会社に「すみません、子どもが発熱し…。」と理由を説明して早退しなければならないケースがまだまだあるようです。

新・保育所保育指針には、「保護者支援」の観点もしっかり位置付けられています。保育園側は保護者が安心して仕事ができるよう、子どもを保育しなければなりません。

ただし、子どもの体調も大切です。まさに「命」に関わってくることです。仕事、やりがい、生活費等…仕事は我々が生きていくうえで必要であることは十分承知の上ですが、可能であれば体調を崩した子どもについては、子どもの健康回復を優先するようにしましょう。

必要に応じて病院を受診し、医師より的確な治療計画をもらい、自宅で安静に回復期を過ごすことにより、子どもは体だけでなく「心」も回復していきます。

◆子どもの免疫力を高め運動を取り入れましょう

「うちの子は体が弱いんだよね~。だから保育園からよくお迎えの協力電話がかかってくるの…。はぁ。。。」
やや嘆きとも捉えられる保護者のやりきれない思い。

単純な発想ですが、

「体が弱いのであれば強くすれば良いのです。」

どうすればよいのでしょうか。
子どもにとって楽しく免疫力&体力向上するのが1番いいと考えます。
運動は月齢にあったものが望ましいですが、とにかく「楽しい!」と感じることが大切です。

保護者会などでよくいただく質問の中に、
「家族でできる運動遊びを教えて欲しい。」
があります。

今ではリモートも生活の一部となりました。今までのように外出に制限がかかる世の中であっても運動を身近に取り入れることは可能です。保育園の遊びの中に運動や戸外遊びの重要性があるのは、子どもが人生を歩いていくうえで、「心身と心のバランスを保つことが重要」だからです。

☆さわだスポーツクラブ☆
自宅でも家族で運動を取り入れる内容をYouTube等で紹介してくれていますよ♪是非、ご家族で楽しんでみてください☆

◆まとめ

子どもの体調不良によるお迎えの協力電話については、

・日頃から職場で子どもの体調について協力していただけるような体制作りを行っておきましょう。

子どもの体力向上について、

・家庭でも日頃から家族全員で意識するようにし、ふれあい遊びや戸外での遊びを十分に取り入れるようにしましょう。

子どもは成長と共に順応性も高くなってきます。
幼い頃に体調不良で保育園を休みがちだった子どもも、日頃から運動を取り入れ、病気に罹患したり様々な菌と戦いながら免疫力もついてくるでしょう。

親と子どもの二人三脚で「健康」を大切にし実践していけば、お休みしらずの元気なこどもに成長します。
ちなみに、、、仮にお休みしても、1ケ月休んだとしても人生の時間軸で考えれば凹むことはありません。

心身ともに強い子どもは将来、「強く優しくたくましい人生」を歩いて行けることは言うまでもありません。

保護者の皆さん、応援しています!!



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