【第二弾商品】発売直後から大人気!スナック3種をご紹介
2023年の4月にローンチしたKIDS SNACK LAB。第一弾の商品として『きりかえスイッチ オレンジグミ』『ハードなハートに クリームサンド』『しゅうちゅうエール! ざくざくチョコ』の3種類を発売し、すでにたくさんのお客さまから反響をいただいています。
KIDS SNACK LAB創業時から作りたかったスナック菓子がついに完成!
そして、前回ご紹介したビタミングミ新味4種と同時期にリリースされたのが、KIDS SNACK LABの創業時から作りたかったスナック菓子。長い開発期間を経て、ようやく完成までこぎつけることができました。
今回は、乳酸菌が摂れるスナック『げんきかがやけ コンソメスター』『げんきかがやけ のりしおスター』と、DHAとEPAが摂れるスナック『ひらめきかがやけ カレースター』の3種類をご紹介。前回同様、代表の古谷とともに、開発チームのTETOTETO井上豪希さん・丸山千里さんに開発の経緯についてお聞きしました。
スナックの定番「コンソメ味」「のりしお味」「カレー味」をKIDS SNACK LABで作ったら……?
――第一弾の商品のお披露目で、古谷さんにこれから作ってみたいお菓子を尋ねた際『社名に「KIDS SNACK LAB」とつけているくらいなので、スナックを作りたい』とお話されていました。商品化するにあたってどんな部分が大変だったのでしょうか。
古谷:スナックに限った話ではないのですが、製造の最小ロットが桁違いに大きかったりと、なかなか希望する数量でお願いできるOEM先が見つからずにいたんです。ただ、やはり僕らとしては「スナックを作りたい」と強く思っていました。第一弾の新商品リリースで実績を積み上げながら開発の道を探りつづけていると、その実績を買ってくださった工場さんがともに開発・製造をしてくださることになり、第二弾に無事実現を果たせました。
――スナックは日常で手に入る身近なお菓子ですが、いちから作るとなると大変なんですね。同時にリリースされた3つの味のうち、まずはコンソメ味とのりしお味の開発経緯についてぜひ教えてください。
豪希さん:まずのりしお味ですが、食べてみるとわかるように、香りが市販の「のりしお味」とは格段に違います。おいしさの秘密は、フードテック企業「SEA VEGETABLE」のすじあおのりを使っていること。このSEA VEGETABLEはスジアオノリを陸上養殖していて、変わった養殖方法で注目を集めている企業なんです。
――海藻が水中ではなく陸上で……!
豪希さん:さらに、スジアオノリは青のりの中で最も香り高いと言われる品種なんですね。子どもの頃から本物のおいしさを知ってもらうことも大事だと思い、ちょっとコストが上がることに目をつぶって(笑)、こちらのスジアオノリを使うことにしました。
――(実食しながら)すごい、「のりしお味」というよりものりそのものを食べているような風味です……!
丸山さん:大人も間違いなく好きな味ですよね。お酒のおつまみにも合います。量は子ども向けなのでちょっと少なく感じるかもしれませんが……(笑)。
――コンソメ味はどのように作られたのですか?
豪希さん:「コンソメ味」って、聞くと、「コンソメパンチ」の味を想像するじゃないですか。でも、コンソメだけではコンソメパンチの味にならないんですよ。実は酸味が特徴的で、醸造酢のお酢を粉末にしたものを隠し味に入れています。
――いわゆるコンソメパンチの味に近づくまで、何回くらい試作されたんでしょうか。
丸山さん:シーズニングだけで6回くらいは試作していると思います。そのあとで、その完成したシーズニングをどのくらいスナックにまぶすかの調整もしていました。
『げんきかがやけ コンソメスター』『げんきかがやけ のりしおスター』には乳酸菌をプラス
――『げんきかがやけ コンソメスター』『げんきかがやけ のりしおスター』は、小分けの食べきりサイズながら乳酸菌が豊富に含まれているんですよね。
古谷:はい。どちらのフレーバーも、健康な生活を送る上で欠かせない乳酸菌が、1袋あたり100億個含まれています。だいたいヨーグルト4.2杯分の乳酸菌がとれる計算になります。
――乳酸菌が100億個! そんなに入っているんですね。
古谷:また、集中力を削ぐ白砂糖は使わず、自然由来の甘味料のパラチノースと羅漢果だけを使用しています。スナックを揚げるための油も、一般的な植物油ではなく、悪玉コレステロールを減らすオレイン酸やリノール酸が豊富な米油をチョイスしました。さらに主材料のパフには小麦粉ではなくお米を使っているため、小麦アレルギーのお子さんでも安心してお召し上がりいただけますよ。
スーパーフード『Umamo』を加えることで、旨みたっぷりのカレー味に!
――――続いて『ひらめきかがやけ カレースター』についても教えてください。のりしお味と同様、カレー味もフードテック企業の商品が使われているんですよね。
豪希さん:カレー味に関しては、沖縄発のフードテックベンチャー、株式会社AlgaleX(アルガレックス)が独自に開発したスーパーフード『Umamo』を使っています。「通常は未利用資源として捨てられている泡盛粕を海水に溶かし、その培養液でもって微細藻類を培養する」という特殊な製法で藻を生産しているメーカーさんです。
――普通の藻となにか違うのでしょうか。
豪希さん:少し専門的な話になりますが、『Umamo』の原料となっている藻は、活性系のものなので、栄養素を多く含んでいる代わりに油の香りが強いんです。一方、アルガレックスの『Umamo』にはクセのある油の香りがまったくない。それでいて、DHAがたっぷり、GABAやアルギニンも多く含まれている、まさにスーパーフードなんですよね。
丸山さん:味としてはカラスミのような味で、ほんとうに旨みがそのまま凝縮されている素材です。甘口でありながら、子どもも食べられるスパイシーなオリジナルカレーパウダーに『Umamo』を加えることで、ぐっと奥行きのあるカレー味に仕上げました。
お魚が苦手なお子さんでもDHAとEPAが手軽に摂れる『ひらめきかがやけ カレースター』
――このスナックには主にどんな栄養素が含まれていますか?
古谷:カレー味にはDHAとEPAがそれぞれ63mg含まれています。子どもの成長に欠かせないDHAとEPAは、どちらも体内で作り出すことができないため、食事から摂る必要がある栄養素です。しかし、これらが含まれるお魚が苦手なお子さんも少なくありません。食事で補うのが難しいお子さんこそ、たのしみながらスナックで栄養を補っていただけたらいいなと思います。
――のりしお味とコンソメ味もそうですが、栄養が摂れるだけでなく、どれも大人が食べても満足できる味わいですよね。
古谷:子どものために購入したお父さん、お母さんたちも、ちょっと味見するつもりがついパクパク食べてしまいそうな後を引くおいしさを目指しました。パフは小麦粉ではなく米粉を使い、スナックを揚げる油も米油を選んでいるので、軽い食べ心地になっています。
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新商品について話をお聞きした後、豪希さんから「そういえばパンケーキミックスみたいなキットを作りたいよね」と今後の新商品のアイデアが。雑談の中で「子どもに人気の知育菓子も、お父さんお母さんも安心できる素材で作りたいですね」と別のアイデアも出るなど、新たな商品の開発に向けてひとしきり盛り上がりました。
今後もみなさんに、おいしくたのしんでいただける商品の開発を進めていきます! お菓子のご感想など、SNSでお気軽にご投稿いただけたらうれしいです。
KIDS SNACK LAB公式Instagram:https://www.instagram.com/kids_snack_lab/
KIDS SNACK LAB公式X:https://twitter.com/kids_snack_lab
取材・文=ひらいめぐみ 撮影=山中散歩
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