No.2 ラテンベースの教則本
「ラテン教えてくださいよー」って方に一番聞かれるのは
「どんな教則本とかありますか?」
ってことなのでまずはこれから紹介していきます。
ベースラインだけわかってもなかなか実戦で通用させにくいところもあるのですが、ベーシックな弾き方がわからないと何ともできませんからね。
1.True Cuban Bass
まず一つだけ入手するならこの教則本がいいです。
ラテンベースの基本的なグルーヴが網羅されています。
クラーベとベースライン、打楽器とのコンビネーションについての解説も充実していて非常に参考になりました。
また後述するラテンベースブックでは触れられていないアフロキューバンのリズムスタイルも解説しているので有意義です。
(Bolero,Danzón,Rumbaなど)
トゥンバオの組み立て方、クラーベに沿った発展のさせ方についても論理的に解説してあり大変参考になります。
コピー譜も充実しています。
(音源も全て付属のCDに収録されています。)
2.「Latin Bass Book」
次にもう一つ買うならこちら。
一番入手は容易かなと思います。
キューバ、ブラジル、メレンゲ、カリプソ、ベネズエラ音楽などなど
いわゆる大きなくくりでのラテン音楽全般のベースラインを扱った貴重な内容です。
内容的にはキューバ5割、ブラジリアン3割、その他2割といったところです。
特にキューバ音楽におけるトゥンバオのバリエーションを豊富に紹介してあるので、実戦的にもかなり参考になります。
ただし、解説などはちょっと物足りない感じなので習うようり慣れろというような感触。
独学でこれだけを参考に学ぶのはなかなか骨が折れそうです。
とはいえ、付属のCDが非常にご機嫌なのでこれに合わせて演奏するだけでも相当によい練習にはなります
3.「高橋ゲタ夫ラテンベースベーシック」
ラテンベースで(翻訳などではなく)日本語で解説されている唯一のものでしょう。
タイトル通り、ラテン初級~中級者向けと言える内容。
クラーベとメロディの関係性や、様々なパターン ルンバ、マンボ、サルサ、メレンゲ、バチャータ(と、動画内でゲタ夫さんは言っていますがTimbaのことですね)を紹介されています。
動画であるからこそというか、教則本では解説しにくいであろう、Bomba Cubano(シントゥーラのところでやるドゥ〜ンってやつこれも動画内でゲタ夫さんはBomboと言ってますがBombaのことです)の例示などもあり大変参考になりました。
最後に Baby Bassのラテン的な弾き方を解説しています。
Baby Bassのテクニック的な解説をしている資料はほとんどないので大変参考になります。
という感じで、まずは比較的入手も容易そうなものを3つ紹介しました。
昔と違い今は充実した内容の教則本などが他にもたくさんありますよね。
日本でも入手が容易になっています。
本場からきてくれるミュージシャンや行き来する日本人も増え、色々と伝聞で見聞きしているものはあると思います。
しかし、本で得られる情報は網羅的で体系立ててあるので気付きが多いです。
やはり異文化の音楽で、我々にはわからないことも多いので情報は少しでも多い方がいと思いますからね〜。
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