とある字書きの執筆環境 ~ソフト&ツール編~
前回の記事では、同人誌作成の際に参考にしているあれこれを紹介しましたが、今回は小説執筆の際に頼りにしているソフトやツールをご紹介します。
1.テキストエディタ
EmEditor
Windows PCで小説を書く際のテキストエディターとしては、「EmEditor」を使用しています。
多機能なのに軽くて速く、Free版でも文句なしの使い心地です。
かつ、後述のクラウドサービスに保存したテキストを編集しているとき、便利なのが「外部で変更された時」の設定。
「読み直すかどうかを選択する」にしておけば、在宅時にPCで開きっ放しにしているテキストを、出先でスマホから編集した場合、下記のようなポップアップを表示して注意喚起してくれます。
これがとても使いやすい。
QuickEdit
Andoroidで小説を書く際のテキストエディターとしては、「QuickEdit」をProにグレードアップして使用しています。
これまた、多機能なのに軽くて速く、使いやすい。アンドゥ・リドゥ機能が無制限なのも高ポイント。
また、こちらも後述するクラウドサービスとの相性がよく、ファイルが競合した場合は自動的にリネームして保存してくれます。これ、本当に重要。
2.クラウドストレージ
DropBox
私は基本的にPCで執筆したいタイプですが、出先でも思いついたら文章を書いたり手直ししたりします。
そんなときのために愛用しているクラウドサービスが「DropBox」です。
スターを付けたファイルやフォルダにアクセスしやすく、同期が迅速で、しかも確実。
アプリのデータベースを保存する場合の安全性も高いようなので、これまた数年来愛用しています。
◇ ◇ ◇
OneDrive
同人誌作成の際の原稿をWordで作成している私は、Microsoft 365を使用しているので、OneDriveで1TBのクラウドストレージが割り当てられています。
このため、OneDriveの中にDropBoxのフォルダを作成し、いずれのクラウドサービスでもファイルが同期される状態にしています。
こうしておくと、どちらかのクラウドサービスで同期が上手くいかなかった場合でも、もう片方で復元可能。
また、DropBoxもOneDriveもファイルごとのバージョン履歴を保持してくれているので、誤って上書き保存や削除してしまった場合でも、もう片方で復元可能。
この使い方、すごく便利なので、環境が許す方はぜひに。
3.日本語入力システム
ATOK
2022年現在、優秀な日本語入力システムは無料・有料問わず多数存在すると思いますが、私は長年使い続けて入力の癖や単語を学習してくれたATOKを手放せずにいます。
入力中のテキストに対し、誤⽤・誤字‧脱字を指摘してくれる機能は本当に便利。
また多少の入力ミスは自動修正してくれるので、「ありgとう」と入力しても変換キーできちんと「ありがとう」に変換されます。
あとは、電子辞典の広辞苑と連携させると、入力中にEndキーを押下するだけで次のような辞書画面が表示され、非常に便利ですよ。
4.オンライン辞書
Weblio辞書 国語辞典
Weblio辞典はとにかく使いやすいので、日本語も英語も類語も全部ここで調べてしまう。
ときどき「この意味本当に合ってる?」って不安になったときには、別のオンライン辞書で調べたりもしますが、基本的にはまずWeblioを使っています。
◇ ◇ ◇
類語辞典・シソーラス・対義語 - Weblio辞書
「さっきから『やがて』を使いまくってる気がする」「『いやらしい』を別の単語で言い換えたい」「『顔』ってほかの表現ない?」という感じで迷ったとき、役に立つのが類語辞典。
これはWeblioが群を抜いて使いやすいので、心からお薦めします。
◇ ◇ ◇
用例.jp
「この慣用句はどう使えば正しいの?」「この表現に齟齬はない?」「もっと自然な言い回しはない?」という感じで迷ったとき、過去の用例を調べられるサイト。
これも表現の幅を広げてくれるサイトだと思います。
以上、小説を執筆する際に、私が愛用しているソフトやツールの紹介でした。
これまた少しでも、何かのお役に立てれば幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?