読書備忘録#10

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仕事が終わり、夕食を食べ終わったら、
最後まで一気でした。

妹さえいればいいでのゴールデンコンビ
平坂読/ カントク両先生の新作です。

舞台は岐阜。

異世界からやってきた、のじゃロリと冴えない私立探偵が出会うとき、物語が始まる!?

とある系煽りが過ぎました。申し訳ございません。

ネタというか雑学というか、いろいろ散りばめられていて、物語自体はサクサク進みます。

ただ…
ラブコメじゃないだとぅ?!

シリーズ物の1巻としてなら、こんなもんなのでしょうか?

カントク先生の使い方が贅沢すぎる。

カントク先生も、黄金の信長像、撮影している場合ですか?

挙げ句に、帯に織田信長を配して、適当なこと言わせてんなぁ!

だから、ダイスキだぜ、ガガガ文庫!
まさに何でもありの"バーリトゥード"ラノベレーベル。
俺ガイルの後に下セカをぶっ込む経営戦略。
赤城大空先生も天津向先生もしれっと、
2作目を軌道に乗せる営業力。
アニメ化も毎年、豊作だぞ、ガガガ!
まあ小学館系なので実家が太いといえばそれまでなんですが……

さて変人のサラダボウルの備忘録に戻りますと、ご都合主義にならないように繊細に文章が紡がれている印象を受けました。

リアルとまでは行かなくても、現実との地続き感が、読んでいて楽しい作家さんです。

本作は妹さえのスピンオフ、〆切前には百合が捗るもあるため、どこまで行くのか未知数ですが、作品の多い作家は正義!





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