読書備忘録#14

直球激アツライトノベルを読了したので、備忘録へ
またアニメ化作品か、薄っぺらいこととお思いでしょう。
電撃文庫を嗜むのなら今更感が半端ない。
泥臭い熱血小説、堪能いたしました。

電撃文庫でここまでジャンプ黄金時代みたいな王道展開な作品は、
ちょっと他には思い出せない。
いや、正確に述べるなら本編の熱量のベクトルをイラストでも合致させて、
一点突破を狙うのは逆に変化球に感じた。
小説本編が王道展開な場合は、ラノベセオリー的には美麗系(?)イラストで重厚感を与える。
または漫画チックなイラストでポップさを出す、みたいなのはある。
イラストが赤岸K先生、世界観イラストがmocha先生、題字蒼喬先生となっており、ヴィジュアルイメージを形作るクリエイターの名前が巻頭カラーページに細かく記載されだしているのにも初めて気が付きました。

あらすじは、と行くには8巻なんでネタバレどころのはないじゃないのでいつもどおり割愛。
表紙ガイナ立ちの主人公から、ヒシヒシと感じるものがないでしょうか?
その感覚が嫌いでないなら、ぜひ1巻からここまで来てほしい。
『滅んでるくせに元気な世界』と『愛』は作者が1巻の後書きで述べた言葉ですが、8巻まで矢のように一貫していました。
アニメでも可ですが、やっぱり原作はもっと先に行っているのでもったいないと思うんです。

ひねくれポイント
大団円かつ未来の掌編を載せなどの完結ムーブから、まさかの巻末での9巻告知!
さすが電撃文庫!

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