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恋は遠い日の花火ではない

昔、長塚京三さんや田中裕子さんが主演されていたサントリーオールドのCMで「恋は遠い日の花火ではない」というテーマのものがあった。

内容は長塚さん扮する課長が部下らしき女性に「課長の背中みるのが好きなんです」といわれ課長はテレだろう「やめろよ」って繰り返すのですが「恋は遠い日の花火ではない」とテロップがでたあと課長はピョンと飛び跳ねるんですね。
つまり嬉しい 


今の若い人たちは中年が恋心を抱いたり見せたりすると多くが「キモッ」とか、っていう反応をするのでしょうか。
 まぁファンタジーです。

そういうアラ還の自分は
これが困ったもので
もうすぐ30代とは思えない
とてもとてもかわいい
女性に出会ってしまい
心が持っていかれそうになるのを懸命抑えながら
(彼女と一緒になりたいとか思っていたわけではありません)
ともに過ごす他愛もない時間を
幸せに過ごしていたのですが
彼女のワガママを聞かずにいたことから
二年ほど連絡もほとんどとらずにいたところ
先日、その彼女から「結婚します」と報告があり、
そのお相手は自分が仕事上の失策で招いた人物だったことに
大きなショックを受け打ちひしがれてしまいます

でも気を取り直して彼女の為のお祝いの席を設け
2年振りに差し向かいで食事をしました。

彼女は大人の雰囲気をしっかり漂わせていて
自分は心を再び引っ張られてしまうものの
気持ちは秘めたまま、
これが彼女との最後なんだと、
おっさんらしく彼女の幸せを遠き日影から祈らないとね・・
と言い聞かせていました。

まぁ彼女が少し自分に向けてくれた好意に年甲斐も無く
過剰に反応しているの図
ファンタジーなのにね・・・

頭ではわかっているんですが

情けなさ
辛さ
苦しみ

が、ワッと押し寄せてきます

若い頃にいろいろな経験
(それはきっとワクチンの役割してると思う)
をしている自分であっても乗り越えるには
骨だと感じています

でも最近洒落にならないニュースで
タワマン刺殺事件とかあるので
我々おっさんは世の中にとって危険因子視化されてますよね
(わたしの場合は人に危害を加えるくらいなら、
 自死を間違いなく選ぶ人です)

生物学的には役割をおえたおっさんはカマキリだったらメスの養分だし多くが早々にこの世から退散させられるようです。

おっさんは片隅でひっそり生きて行くべきなのだ
とおもいますが生きていれば色々遭遇してしまいますね

帰り道の車中、繰り返し繰り返し聴いたのはTMNのGet Wild

"Get chance and luck
ひとりでも
傷ついた夢をとりもどすよ"


ここでだけで叫びます

大好きだよ






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