クソくだらない夜の感傷

せめて君に名前を覚えてもらえてよかった。
木田昨年ともうします。
さようならへつづく文面の終わりの、その先端で展く名前だ。
ほら。
夜へ向けてアップロードする紙魚のような言葉が
僕の言葉をさらに食い尽くして、

遂に君に言えることなど何一つない。
だれも、あなたのそれをとめられない。
じゃあ、さようなら。

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