哲学の世界における正方形 ―多角的視点―
世界のカタチとは何であろうか?
私が思うに、世界とは4つの方角を有するものである。念の為に申し添えるのであるが、この4方向について、言及しておく必要がある。それがN・E・W・Sと綴られるものである。このニュースには4つの美しい意味のようなものが内包されている。これはもはや哲学というよりは科学の基礎である。簡単に換言すれば、以下の表現によって直訳することができる。
「North=北、East=東、West=西、そして、South=南」である。
私はそれ故に、この世界はこれら4つの方向によって構成されていると考える。他方で、それは方向のみならず4つの性質(性格)をも有している。それを漢字で表現したものが善・悪と秩序・混沌である。更に加えると、世界にも4つの側面があり、それが左、右、上、下である。それ故に、従って私は世界は3つの次元(三次元)であると考えるのである。
世界と私は「偏見」を通す2つの目を持っている。もし仮に、世界が真の平和を持っていたとすれば、我々は上述している純粋な偏見(bias)を持つべきであろう。4つの方角、4つの性質、4つの側面、これらによって私は「世界」は「正方形」のカタチを持っていると説明するのである。
もし世界が均衡点を有しているとすれば、それを原点Oと呼び、それは「真の平和」をもたらすであろう。この簡単な解故に、この問題を単純に解決することは、非常に難しい。
社会システム原論では、まず第一に、「全てはつながっている」という結論を述べる。言い換えれば、「全てが全てに依存する」とも云える。上述のとおりであるならば、この結論は、あらゆる行動(作用)は、あらゆる結論(リアクション)をもたらすことになる。故に、この社会システム的結論は、従って非常に複雑な最終的なリアクションを世界に引き起こすことになる。
もしも世界が夢を持つならば、誰もが不平不満をこの世界に抱かないことを願いたい。それが平和というものであるに違いない。