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【ポケモンSV】ハロー・サンキュー・ツタこんぼう③

前回のあらすじ

地下海中労働で12000BPを稼ぎドームの環境を整備したロクは、テラリウムドーム内を奔走し新たな仲間を探し求めた。
そして、オーガポンと進化前ポケモン×5という幼稚園パーティを結成。意気揚々とブルベリーグにカチ込んだものの、一般NPCに土の味を分からされてしまうのだった。

全滅:2回

  • 学生のクレア

  • 学生のユーチェン


オーガポンのようちえん

思った以上に手も足も出なかった。
進化前ポケモン(以下、「園児」と呼ぶ)はその火力、耐久力もさることながら、いかんせん素早さが絶対的に足りていない。
オーガポンが倒されてしまうと、あとは一方的に殴られて終わるという最悪の展開が待っている。まずこの点を解決しないことにはマジの幼稚園になってしまう。

そもそも園児たちはゲットして間もないので、サバンナエリアでピンクハゲナスビラッキーをシバキながらレベルを上げていく。途中ハピナス大量発生という幸運に恵まれたので予想以上に早く上げられた。これでいわゆる鈍足ポケモンの上は取れるだろう。

ラッキー
元々高い特防をしんかのきせきでさらに固くし、ちいさくなるで回避率を上げ、おまけにみがわりを置いてちきゅうなげ(定数ダメージ)しまくるという害悪型が主流。対策してないと詰む。俺はアホなので何度も詰んだ。

次に技構成を考えなければいけない。まず、まともに攻撃したところで火力がかわいすぎてほとんど意味がない。
どれくらいシビアかというと、つるぎのまいでこうげきが2段階上昇したアチャモが、こらえるでHP1になった状態でオノノクスにきしかいせい(威力200)をブチかましても半分も削れない。
オノノクスは火力はアホだが耐久力に関してはそれほどふざけた種族値をしているわけではない。オノノクスより硬いポケモンは全然いる。

園児たちの慎ましい火力を全投下しても、倒せるのはせいぜい1.5匹くらいだろう。これではオーガポンの負担がデカすぎる。何より園児たちも場に出すからには何かしら仕事をこなせるようにしてやりたい。

ここはいっそオーガポン先生のサポートに振り切るべきだろう。つまり、ありとあらゆる手を使ってオーガポンにバフをかけ(あるいは敵にデバフをかけ)、オーガポンが止まらない状況を作ることができれば、オーガポンが殴ってるだけで勝てるようになる。


オーガポンお願いもうやめてッ!

なんだァ?
てめェ…

ブルベリーグは四天王と呼ばれる各エリアのボスを倒さないとチャンピオン・スグくんに挑戦できない。サバンナエリアのアカマツという人がブルベリーグ5位で一番下だったので、ここから挑戦することにした。

受付に行くと「50BP必要です」と言われ耳を疑った。テメェら誰のBPでドームの環境整備したと思ってんだ。

渋々BPを支払うと、アカマツくんが出てきて四天王チャレンジに挑戦することになった。
どうやら辛いサンドイッチを作るだけでいいらしい。ブルレクでサンドイッチを作りまくった俺にとっては朝飯前だぜ。

シュール
明らかに生ハム貫通してるけどな

ロクのオリジナル激辛サンドをお見舞いしてチャレンジクリア。いよいよバトル本番である。

どんなポケモンを使ってくるか分からないが(おそらくブーバーンは出てくる)、とりあえず各ポケモンの役割は以下の通り。

  • ムックル:先鋒。タスキで耐えつつおいかぜで味方の素早さを倍にする。その後はがむしゃら→でんこうせっか。

  • アチャモ:先鋒。こらえるで1ターン稼ぎつつかそくで素早さを上げる。次のターンでオーガポンにバトンタッチ。

  • ケロマツ:次鋒。でんこうせっかでトドメを刺すか、オーガポンのてだすけをする。また、相手がにほんばれしてこようものならすぐあまごいで天気を変える。

  • フシギダネ:次鋒。ねむりごなで相手の動きを止める。しかし、おいかぜがなければ上からほのお技が飛んできてやられると思われる。

  • ダンバル:副将。おそらく今回打点がない。エスパータイプだがトリックルーム的な補助技は一切覚えないので、場に出たら最後突っ込むしかない。

  • オーガポン:大将。礎の仮面を装備。アチャモからのバトンタッチで素早さが1段階上がった状態で登場。上からツタこんぼうを振り回しすべてを破壊する。

とまあ、ご立派な作戦を立てたものの、なんと1ターン目にして全て失敗に終わった
まず、ムックルに2回攻撃が飛んできた。きあいのタスキはこらえるとは違い1回しか発動しないので、ムックルはおいかぜを使えないまま退場。完全にダブルバトルの難しいところが出てしまった。
また、こらえるが空振りに終わったアチャモは、次のターン動けることを祈りつつバトンタッチを狙うも上から殴られ退場。

この時点で、オーガポンにバフをかける手段としてはケロマツのてだすけしかなくなった。
実質1対6。うちの幼稚園にこの状況をひっくり返せるような手札はない。

そのはずだった。

オーガポンお願いもうやめてッ!アカマツくん息してないッ!!
フシギダネでファイアローのブレイブバードを誘いダンバルで受ける、あるいはダンバルに飛んできたほのお技をケロマツで受けるなど、受けループでオーガポンへの攻撃を逸らしたりはしたものの、実質オーガポン1体でアカマツパーティを破壊。
笑顔でツタこんぼうを振り回し全てを薙ぎ払うその姿はまさに。蘇る林間の悪夢。歴史は繰り返す。

アカマツくんがくれたわざマシンの中身は「やけっぱち」…

オーガポン、四天王の尊厳もこの縛りプレイの意義も破壊し、改めてそのえげつなさを示した。
さっそく企画倒れの予感がしてきた幼稚園パーティ。幸か不幸か2人目の四天王戦にて早くも杞憂に終わることになるのだが、それは次回のお話である。


To be continued...


次回


オマケ

そして誰もいなくなった

壮絶な戦後。
井戸の仮面ではなく礎の仮面にしたのは、にほんばれで天候を変えられ火力が半減するのが怖かったからです。
バシャーモが出てきた時はヒヤッとしましたが、テラスタルしてほのお単タイプになってくれたので助かりました。地味にバクーダを急所で倒せたのもデカかった。そう考えると実はギリギリの勝利だったりします。

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