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丈山おそるべし

午前11時過ぎに洛北へ向かう。宮本武蔵の決闘の地、一乗寺下り松を過ぎ、ゆっくり坂を上りながら詩仙堂に到着。散り始めの紅葉が庭を彩り、添水(そうず)の音が心地よく響いた。思ったより音が低い。日本庭園の装置となった鹿おどしは石川丈山の考案だ。丈山は家康に仕えたこともあるつわものでありながら、59歳で詩仙堂を造営。晩年は90歳まで隠遁生活を楽しんだ。隷書、漢詩の大家。これまで何度か訪れたことがあったが、今回ほど丈山のすごさを感じたことはなかった。

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