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「霊性」ってなんだ?その➊
2022年7月
こんにちは、橘吉次(きちじ)です。
今回は「霊性」について、考えていきたいと思います。
貴方は「霊性」と聞いて、どんなことを連想しますか?
霊感ある人・幽霊が見える人・死者を感じる・前世が見える・死後の世界がわかる・未来がみえる・レイキ、宇宙エネルギー、波動を感じる…切りないね。
そうなんですよ。
「霊性」という言葉は広範囲に使用されていて、つかみどころがなく、何となくは分かるけどハッキリ理解はできない…そんな言葉ですよね。
「霊性」ってなんだ?
きちじもハッキリとご説明することはできません。
「これが霊性というものです!」を差し出すことは不可能なのですよ。
しかし、このふわふわした曖昧な言葉にもう少し、形と色を与えることはできそうです。
今回は、その程度の話をします。
霊性は五感でキャッチできないもの
さて、広範囲に使用されている「霊性」ですが、共通点があります。
それは、一般人(というか普通の人)には、見ること・触ること・嗅ぐこと・聞くこと・味わうことができない代物だということです。
つまり、いわゆる五感で認識することができないものですね。
「何を当たり前のことを言っているんだ?」と、イラっとする前にちょっと聞いてい欲しい。そもそも五感ってなんだ?っていうことです。
ウィキペディア(Wikipedia)では
「動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来の分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす」
と記載されています。
この「古来」っていうのが肝ですね。
この五感というヤツは、古代ギリシャの賢人アリストテレスが分類した人間の感覚能力のことです。それが、なんと2300年後の現代までずーと常識として残っているのです。
しかし、現代では人間の感覚はもっと沢山ある!と判明しております。
これまた、ウィキペディア(Wikipedia)を参考にご説明もうしあげますと、人間の感覚は20以上あり、分類するとこうなります。
① 表在感覚⇒いわゆる皮膚感覚(触覚)ですな
② 深部感覚⇒圧迫感とか振動感覚(腹に響く感じ)
③ 内臓感覚⇒聞きなれない言葉ですが、こいつが肝です。
④ 特殊感覚⇒いわゆる視覚・聴覚・味覚・嗅覚・平衡感覚など
いかがでしょうか?
今回ご紹介したいのが、「内臓感覚」です。
五感以外の感覚「内臓感覚」
「内臓感覚ってなんじゃい?内臓に感覚があるんか?」という疑問はもっともですが、内臓に感覚はあります。
特に消化器系には、脳に匹敵するほど多くの神経細胞が存在しています。
ちょっと前には、腸は第2の脳!ということで、腸活とか話題になりましたよね。
詳細は省きますので、興味のあるかたは「腸内革命」藤田紘一郎著 などをお読みになってください。
「腸は第2の脳」ときくと驚いてしまいます。
でも考えてみれば、私たち生物の原始祖先は脳をもっていなかったんですよね。
プランクトンとかミミズとか…。
内臓神経しかなかった…それでもちゃんと外界を認識して生きていた。
私たちの始まりは一個の受精卵です。
受精卵はどんどん細胞分裂して、最初に穴が貫通した球体になります。(ちくわって言ったほうが想像しやすいね)
この穴の入口が「口」、出口が「肛門」。
つまり私たちは、母の胎内で「腸」そのものだったのです。
私はかつて「腸」だった!
脳よりもはるかに古い来歴をもつ内臓神経がキャッチする情報は、言語化できません。
そりゃそうだよね、脳がなかったんだから。
でもキャッチはできるし、その情報を後輩である脳に伝達してやり取りすることもしています。
だから、言語が未成熟の子供はストレスがかかるとお腹が痛くなるのです。
貴方も子供のころ、寂しくなったり不安になったりするとお腹痛くなったよね。
お母さんに撫でてもらうと治りましたよね。
これが、内臓感覚です。
霊性と内臓感覚
で、今回の結論。
霊性とは内臓感覚のことじゃね?と、きちじは考えております。
言語以前の生命感覚。
言語化できない外界認識。
これが鋭い人がいる。
これらの人々は、一般的感覚の人が五感でキャッチする情報以外のものを、内臓感覚でキャッチしているのです。
これが「上手く言えないけど、何となく感じた…」ってな感じの、
◇勘が鋭い
◇人を見る目がある
◇空気が読める
◇気配を察知する
と言われる能力になるのではないでしょうかね?
この内臓感覚でキャッチした情報を、「背後霊からの信号だ!」「私にははっきりと霊の姿が見える!」と明言されると対応に困ってしまうけど、
内臓感覚でしか受信できない波動や電気信号があることは理解できるのです。
この内臓感覚は全ての生物がもっている感覚です。
きちじにもある。貴方にもある。
でも、現代人はこの感覚が鈍っていますよね。
言語未発達だった古代の人間は、私たちが想像できないくらい内臓感覚が発達していて、内臓感覚に頼って生きていたのだと思います。
内臓感覚でキャッチした情報は、そのままでは言語化できない。
だから「物語」という形式に変換して言語化する。
それが、幽霊が見えるとか、前世がわかるとかいう話になるのではないでしょうか?
今回はここまで。
次回は、この内臓感覚が鋭くなるとどうなるのか?を考えてみたいと思います。
では、さようなら。