人類の友「不安の正体」
こんにちは。橘吉次です。
今回は「不安の正体」について考えてみました。
2023年はどんな年になるのか?様々な方が予測していましたが、共通キーワードは「不安」のようです。
将来の不安、お金の不安、老後の不安、もう不安、とにかく不安…。
不安ってなんなのか?
それを考えて見たよー!
「不安を持て!」と僕らは教育された
あなたは「不安」って何だと思いますか?
Googleで「不安」を検索すると、ナント327百万件ヒットします。
ちなみに「希望」を検索すると、120百万件…。1/3…です。
いかに「不安」が日本を席捲しているかがわかりますねー。
日本は「不安」だらけ、
現代は「不安」でいっぱい!
日本は世界に誇る「不安大国」なんですね。
これ悪いことでしょうか?
まあ、あまり楽しくない現象ではありますが、それほど悲観することはない。
だって、私たちは小さなころから「不安を持つように!」と教育されてきました。だから、いま日本が「不安」だらけになることは当然の結果なのです。
「はっ?きちじさん、一体何言ってんの?」
「不安を持つように教育された?そんな覚えはありません。希望を持つように教育されたと思いますが…」
おっしゃるとおりです。
「希望を持つように」教育された記憶ありますね。
・将来、何になりたいか?将来の夢を語りましょう!
・あなたの可能性は無限大です。大いなる希望を胸にして成長しつづけてください
はい、校長先生の朝礼、入社式での社長訓示で聴いた話ですよね。
でも、その一方で
・夏休みの宿題は計画的にすすめましょう。
・忘れ物はないですか?明日の準備は夜寝る前にしましょう。
・目標を定めて、毎日コツコツ努力しましょう
・成功する人は目的地に向かっての道のりを明確に定めている!
・結果をだせ!結果をだすためにはPDCAを回せ!
(Plan/Do/Cheack/Action)
って、言われてきませんでしたか?
更に、「夢を持て!」なんかよりも、はるかに「計画性を持て!」の方が身に染みてませんか?
計画性って不安の親分なのですよ。
僕らはみんな「オイディプス」
過去に向かって計画することができないように、過去にむかって不安を抱く人はいません。
過去は後悔するかもしれませんが、不安の対象にはなりませんよね。
そう、不安はいつも未来に向かって抱くもの。
「未来」この言葉を獲得した時から、人類は「不安」と共に歩いてきたのです。
・明日食べるものを確保することができるのか?
・この冬を越すことができるのか?
・今日生まれたこの子を育てていくことができるのか?
不確定な未来を何とか生き抜くために、人類は智慧を絞った。
そうです!
未来が不安だったから住居を確保し、食料の保存方法や衣服を考案した。
不安は発明の母なのです。
そもそも、安定した四つ足歩行を捨てて、不安定な二足歩行を選んだ人類黎明期に、
人は「自由と未来」を手に入れ、
同時に「不安と苦悩」を抱えることになったのです。
未来に向かって自由であるがゆえに、この大地を安定して歩けない生き物。
それが人間です。
怪物スフィンクスは道行く人間に問いかけた「なぞなぞ」は有名だ。
誰も答えられず、全員スフィンクスに食べられちゃったのに、オイディプスだけが答えられた!
「それは人間だ…」
オイディプスとは、「足が腫れあがったもの」という意味の名前。
そう、オイディプスは、
大地を安定して歩くことができない、いつも不安を抱えて不安定に生きる人類の代表選手なのである。
だから、不安は敵ではない。
不安を持つことは人間である証拠なのです。
不安は友達!悪い奴じゃない
今あなたは、顔色悪く、眉間にシワを寄せ、背を丸めてまったく元気がない。
「なんでそんな状態なわけ?」
「だって、不安なんだもん…」
不安だから元気がない。
これ間違いです。
もう、根本から間違っているよー!
「なんで、そんなイライラしてるの?」
「だって、心配なのよ!」
これも間違いだよー!
本来、不安と気分に因果関係はありません。
「不安、だから、気分が落ち込む」というのは
今までの過去の記憶や情報から、あなた勝手に関連づけているだけです。
不安と感情は全く別物。
何の関係もありません!と、までは言わないけれど、不安と感情は切り離すことが可能なのです。
「不安」は不安として心の片隅にそっと置いておけばいいもの。
わざわざ取り出して、感情や気分とブレンドしてこねくり回す必要はないんです。
「吉次さんって、いつも楽しそうだよね。不安とかないの?」
「不安?あるある、いつもある」
「えーホントにー?でも人生愉しそうにしてるじゃない」
「楽しいよ。でも不安だよ」
「あー、じゃあ。人に不安を見せない隠すタイプなんですね」
「イヤイヤそうではない。今まさに不安はここにある。お見せしましょうか?」
「…???」
もう会話は平行線。
理解してもらえない。
そうなのだよ。
あなたは河の向こう岸を歩いている。
私は、人生愉しい💛💛ワクワク岸を歩いている。
だから、わかり合えない。
なんちゅーことないのです。
「不安」とか「怖れ」とかの取り扱い方法をマスターすれば、人生愉しいワクワク岸に渡ることができる。
こっちへおいでよー!愉しいよー!
いま、橋渡してあげるからねぇー!
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