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「共創を妄想で終わらせない」共創の場の運営者が1年をふりかえってやってきたこと【2024年版総まとめ】
こんにちは!きびです👋
今年もこの季節!振り返りも兼ねて毎年恒例にまとめているこちらのnote「これをみればきびの活動がわかる総まとめ」2024年版でもあります!!
2022年はパーパスモデル本の出版
2023年は共創の場PYNTの立ち上げ
2024年はPYNTから生まれたプロジェクトが動き始めています!
「共創を妄想で終わらせない」ぞという気概で取り組んでいる様々な活動を一挙ご紹介します!!!!
今年のハイライト!
1.PYNTのチーム体制強化!
今年1番の変化はこれにつきます😂✨
2021年からボス+3人でやってきたイノベチームですが、今年からなんと兼務のメンバーが4人、日建設計総合研究所から4人が仲間になってくれ、関わる人の数が圧倒的に増えた1年でした😭👏
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photo by Koji Yamanaka
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そして、外部パートナーとして関わってくれているチームもパワフルになり、変わらずコミュニティ運営を支えてくれるMIRAI INSTITUTE、戦略とビジョンを支えてくれているBIOTOPE、新しい取り組みを一緒に進めてくれているゼブラアンドカンパニー、共創プロセスの体系化を一緒に進めてくれているファイアープレイス含めると20名近くに!
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実は来年またさらにチームが拡大します👀
急成長するスタートアップさながらですが、関わる人が増えても、変わらず想いは強く、実行し続けるチームでありたいなと思います🔥
2.PYNT発共創プロジェクト!!Community Drive プロジェクト始動!
PYNTで数多くのプロジェクトが動いているのですが、中でも今年1番はこちら。
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地域の移動やインフラの課題がこの先10年20年後深刻化していくというのはご存知でしょうか?
単に「移動しずらくなる」だけじゃないんです。
移動は教育・医療・福祉・娯楽・子育て・学校・防災・観光・物流など様々な分野につながっているいわば「地域の基盤」。その大事な基盤が崩れると広範囲に大きな影響があるとして、政府も様々な政策を打ち出しています。
一方で、実際の住民の声としては「今はまだ困っていない」「人が減っているから仕方ない」といった現状への満足や諦めがまだまだ多く、インフラや移動の課題とは自分と遠いものになっているのが現実でした。
そんな課題に対して、
「どうしたら、地域のこれからを立場を超えたみんなで考え、今ある資源を活かした移動やインフラの仕組みをつくれるか?」
に取り組んでいるのがこのプロジェクト。
富山県黒部市で福祉事業のDXに取り組むSMARTふくしラボの小柴さんと、日建設計のMOBILITY INFRAチーム、図解総研がPYNTで出会って始まったのがちょうど1年前、2023年12月でした。
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そこからのスピードは目まぐるしく、国交省の「2024年度国土交通省採択のモビリティ人材育成モデル事業」に採択を受け、プロジェクトをスタート。
全国1200自治体が直面する移動課題に対して、富山県黒部市という人口4万人・高齢化率3割超のまちを皮切りに、住民・行政・企業がともに 地域の福祉と移動問題を考え、行動する新しいまちづくりモデルを構築していこうとしています。
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2025年2月12日には今年度の総まとめ報告会であり、全国に同じ課題意識や想いを持つ人と共に考える機会としてイベントを開催します。こちらは来年の発信にご注目ください!!!
もしプロジェクトにご関心のある方は、HPをご覧いただき、是非info@cdpj.jpにご連絡ください!
プロジェクトの一環で↓移動のお悩みや不安などの声を全国から集めてマイクロペイン/ニーズを可視化しています。ご協力いただけたらとってもうれしいです!
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3.PYNTの新プログラム!!ゼブラアンドカンパニーと「FUTURE LENS」始動!!
そして最後がこちら!!!
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この共創プログラムは地域の社会起業家の持つ未来を見つめる視点(FUTURE LENS)に価値があるという想いのもと、彼らの事業価値の可視化し、拡げるための実証に、資金と専門性を提供するものです。
具体的には、2年間で合計最大1000万円の実証研究費と日建設計の建築や都市に対する専門性、ゼブラアンドカンパニーの経営視点のアドバイスが受けられます。
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あえて"社会環境デザイン"プログラムとしているのには理由があって。
今、地域の社会起業家が向き合っている課題は単一ではなく、また1つの解決策だけでは解けないものだと思います。そんな中で、日建設計が向き合ってきた「まち」という単位は複合的に物事を解く1つの視点になると考え、広いシステムの視点で捉えてどうしていけば良いか?のホップステップジャンプを一緒に描くプログラムなので、共創型社会環境デザインプログラム、と名づけました。
まず「ホップ」として実証をやってみて、2年目以降「ステップ」で仲間を集めて、「ジャンプ」で事業価値/社会価値を両立した実装を目指していくイメージというと、少し伝わるでしょうか?
日建設計とはどんな会社?どんな想いがある?どんなことができる?というのを知っていただくために、2つのページを準備しました。
1つ目は社長の大松とゼブラ阿座上さんとの対談記事!日建の歴史とこのプログラムへの想いを語っています。
そしてもうひとつが、FUTURE LENS特設サイト!このプログラムについての情報がまとまっています。日建設計のできること「価値をはかる/ひろげる」について具体例と共に紹介されていたり、応募資料のダウンロードやプレエントリーフォームがあります!
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応募締切が1月17日までとなっています!
まずはプレエントリーに登録いただき、説明会動画のアーカイブや応募資料一式を手に入れてください!
年明け1/10 12:00-13:00には応募締切直前相談会も実施予定!
このプログラムを通じてたくさんの魅力的な人と地域に出会えることを楽しみにしています!!
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というわけでハイライト3つでした。
PYNTが次のステージに向かっている姿が見ていただけていたら幸いです。
「世に残る発信」にこだわる
今年も登壇やWSや取材合わせると昨年超えの30件とたくさんお声がけいただき、本当にありがとうございました。
来年少し発信面はチームで動いていくので登壇は少し減らす予定です。
というのも、登壇していくら良いこと言っても、受け取ってくれる人がいなければ水の泡。誰かに届けこの想い・・・!と思って、色々な形で「残る」「つながる」ものを選んでいきたいなと思っています。
そんなこんなで実は今年も地味に「世に残る発信」を意識していました。
おかげさまで受賞1件、記事が5本、プレスリリースが4本、noteが13本、動画3本、論文も2本世に出ています。
◾️グッドデザイン賞2024受賞🎖
「建築」のカテゴリではなく「取組み」のカテゴリで受賞できたことがうれしいポイント🎖普段クライアントワークの多い日建設計なので、自分たちの取組みが賞をいただくのは結構珍しいことだったりします👀アワードに出すのもひとつの今年の目標だったので、一歩ずつ!
ただ、今回の受賞コメントを見ていると設計事務所としての社内外をつなぐ新しい取り組みとしての評価みたいなので、ワークスペースとしての新しさではなく、共創プラットフォームとしての独自性やシステムレベルに挑戦する姿勢を評価いただけるように精進していきたいなと思います。仲良くしている他の共創拠点たちも、色々受賞されているようで、場が求められる時代を写しているのかもなと思いました!
◾️記事
①日経クロステック「建設若手名鑑vol.1」前後編
②経済産業省「創造的な組織づくり」に関する事例収集
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https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/souzousei_jinzai/pdf/jireishuu_r5_recurrent.pdf
③NewsPicks topics | 質の高いアウトプットを生む「共創」によるイノベーションとは?
④WORK for GOOD | 複雑な社会課題を、みんなで解決するために。日建設計の共創の場「PYNT」から、まちの未来に新しい選択肢をつくる
⑤(再掲)ゼブラアンドカンパニー|地域の視点(レンズ)から、都市の未来を構想する。日建設計×ゼブラによる共創事業「FUTURE LENS」に込めた思い
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◾️プレスリリース
リリース大切さが沁みてわかった1年。文章としてしっかり伝わる形で発信する大切さと、それが残ることの価値を感じました。
①PYNT 1周年:PYNT独自の共創プロセスや、具体的な活動やPYNTがあったからこそ出会いを紹介できて、単なる空間ではないことが少し伝えられた一歩目。
②Community Drive プロジェクト:PYNT発で複数社でリリースを出すのが初めてだったプロジェクト。記者会見も行ったので、新聞にも取り上げられ反響が大きかった。
③FUTURE LENS :ゼブラとの新しい取り組み。普段日建ではやらない2段階でリリース&特設サイトが形ができてよかった。そこが組んだか!と期待感をもって多くの反響を頂いたリリースでした。
◾️動画
①Value Design Summit2024
→日建設計の経営計画と個を起点とするPYNTの活動の位置付けやつながりについて
※1/31まで以下でアーカイブ動画公開中!
https://newh.co.jp/vdsummit2024/
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②マルイグループ主催|第3回ソーシャルイントラプレナーフォーラム
→個人として社内起業的な活動どうしているかについて
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③山納洋×吉備友理恵「人を巻き込む共創のつくりかた」 がくげいラボ×Talkin’ About vol.36
→パーパスモデルの話とPYNTの話の概要と対話
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◾️note PYNTマガジンスタート!
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◾️論文
論文は私が主ではないですがパーパスモデルを扱ってくれたものが2件新しく出ました。
①HCII2024 | AIを活用したパーパスモデルの可能性について
②PDC2024 | アジアの参加型デザインについて
※後ほどリンク貼ります🔗
◾️講演・WS
今年は、中・高校生向けや中小企業向けにパーパスモデルや共創の可能性をひらいてもらった一年でした。共創って学びの可能性こんなにあるのか、と思ったり、想いある企業の経営に関しても使えるのかと思ったり、お声がけ頂いて新たなフィールドに連れて行って頂くのがとても楽しい一年でした。
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気になるものがあれば是非ご覧くださいませ。
来年も引き続き、世に残る発信を意識しながらさらに力を入れていきたいなと思います!
パーパスモデルの活用拡大!
さて、最後になりますが実はパーパスモデルも進化し続けており、今年になって3つのワークの型ができました。あらためてちゃんとnote書きたいね。
①共創思考を身につけるワーク
なんとパーパスモデルを書きません!!笑
真ん中に「もやもや・もっとこうだったらいいのに」を書いて、3段階で掘り下げて、どんなステークホルダーと、どんな目的を真ん中におけば、できないと思っていたことが一緒にやればできるのか?を考えるためのミニワークです。
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②組織や事業をみんなで1ピースずつ考えるワーク
そしてもうひとつの発明が、最悪印刷しなくてもA4の紙とペンがあればパーパスモデルのワークができるツールキットを開発!(来年使い方とともに図解商店から発売される予定!こうご期待!)
新規事業開発のテーマに合わせたステークホルダーとの可能性探索や、組織やプロジェクトのチームビルディングにも使えるようになりました。
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③事業や組織の現在とありたい姿を描いて比較するワーク
前からある1人でパーパスモデルを全部書いてみるもの。特に、現状とありたい姿を自分で2枚書いてみて、その差分を見てみるワークは気づきが多いと評判です。これは紙でもWEBツール使ってもできるんですが、事業を既にやっている人などが取り組みやすくなっています!
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パーパスモデルを活用して実際に社会課題を起点とした新規事業が生まれています!
最後にもうひとつうれしいニュース!!!!パーパスモデルを活用して社会課題を起点とした新規事業を生み出してくれた人が爆誕👏!!!
沖縄の子ども・若者を取り巻く課題に対してスポーツを通じた解決を目指す「Arch to Hoop」。
この事業を行っているのが、モルテンの勝田さんです。
彼が自分の頭の中を整理して、関係者に取り組みたい内容を伝えるために時系列のモデルを活用して社内外とコミュニケーションしてくれ、今もアップデートしながら使い続けてくれているとのこと。
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いつもありがとうございます!
実際に共創で使えるのをいくつかのプロジェクトで実感しつつあるので、もし皆さんの周りで使ってくれている方がいたら、是非教えていただけると幸いです!!!
最後に、個人的ニュース🏆
そしてこれは個人的なことですが、PYNTの活動で社長賞をいただきました👏
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PYNTは理解ある社長のもとだから出来ているだけだと言われぬよう、より多くの人を巻き込んで、10年20年先の未来に向けての共創的な活動が、経営的な価値があると証明していきたい。
そんな背筋が伸びる気持ちで受け取った賞状と株、めっちゃ励みになった!!!!!
来年にむけて
①PYNT来年またビッグニュースがあります!
②PYNTの組織強化・中期計画策定・一部事業化やります!
③万博もあるので地元大阪を盛り上げます!
④ジェンダー×都市のテーマを探求/実行します!
経営と投資の勉強を始めたので、来年は少し数字に強い私がうまれているはず。
本当に今年もありがとうございました!!!!!!
来年も変化の実装にこだわって、長い目線で大きな構想をしていきたいと思います!以上です~~~~
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photo by Kota Nakagawa
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